西方夜話・・・その後
 

 ここまでおつきあい下さった方、本当にありがとうございました。
「西方夜話」はこれにて完結。まったく、「お姫様と王子様のらぶすとぉりぃ」路線を完全に踏み倒した格好ですが、珍しいことにハッピーエンド(本当かい?)
 履歴を見てて我ながら顎が抜けそうなほどリライトを繰り返している小説です。高校文芸誌、という枷(<あったのかそんなもん)が外れた後、ちょっと色っぽい話も書いてみたいという気の迷いがスタートだった気がしますが…結果はまあこのていたらく。最初っから相思相愛なふたりだけでは小説にはなりにくいということが学習できた、というのが収穫でしょうかね。エルンストだって姫さんに岡惚れしてる割に邪魔する気配すらないし。
 この度WordPress版改訂にあたりシェノレスサイドの人名も篝火は消えない・リライト版へ書き換えております。

 本当は愁柳・ナルフィの再会シーンに、「エンディングテーマにはこれしかない!」と当時鬼のように聞きまくって書いていた曲の歌詞が入っていたのですが、割愛しました。ははは。
 愁柳とサーティスの会話のあたりから低くイントロいれて、雪に覆われた山々を背景に、ナルフィが愁柳の腕の中に飛び込んでいくシーンあたりからヴォーカル♪んで作中のシーンをぱっぱっときりかえながら、間にエルンストやサーティスのその後をはさんで・・・あぁうっとり(<莫迦)

 そういうのがやりたくて、一時画像&音声のオーサリングソフトを狂ったように勉強した時代がありました。しかしいまや専門知識がなくても簡単に動画が作成できちゃうご時世…。ああ、隔日の感です。
 ちなみに何故やめたか?柳は絵が描けないという致命的な事実に思い至ったからですよ。
 ええ、ワタクシ文章書きでございます。絵心なんてありませんとも。写真撮っても母上サマから「絵にしにくい写真ばっかりだ」と宣告されるぐらいですから。もう諦めました、はい。

 開き直って移植作業のためのリライトをこつこつ進めております。とりあえずいつまで経ってもWordpressのエディタの使い勝手が良くないので、一太郎で原稿まとめてざくっと移植!というパターンにしようと現在画策中。それにしてもルビ問題が残ってる…いいプラグイン、ないかなぁ。
 「篝火は消えない」リライト版も鋭意進めております。文芸誌に載っけたときに削りまくったエピソードを盛ったりして、またぞろボリュームが増えそう(笑)主役級の面々が余りにもド真面目で余裕がないのに書く方が疲れてしまうので、時々寄り道もしつつ頑張っております。

 大陸最強カップルのその後はおいおいと出てきますが、とりあえずはこの話に「西方綺譚」「西方妖夢譚」と、サーティス&エルンストの昔話が続きます。サーティスとエルンストの出会いの話(綺譚)と、発作的に書いた小話(妖夢譚)です。この二人については、舞台がツァーリに移っても出番があります。つーか、移ってからが大変なんだ、この御仁らは。
 実は、愁柳がノーアに渡った直後くらい、まだ少年のリオライが突然現れた「ナルフィの夫君」に子供っぽいヤキモチを妬くというショートストーリーがありました。「西方夜話」よりも前に書いたモノですが…残念ながら散逸。できればこれもリライトできるといいなぁとか思っております。

 これからも、千柳亭書房をよろしくお願いいたします。

2018.10.5.