桜が咲く季節になれば Ⅱ

 淵の周囲半分ほどは切り立った岩場だ。もう半分はかつて灌木と蔦の生い茂る湿地であったが、道を整え水路をつけるときれいに乾いた土手になった。
「お、咲いてる咲いてる♪」
 タカヒロが満足げに彼岸桜の幹を撫でた。河津桜を皮切りに初夏の八重桜まで、開花時期の違う花木をせっせと植え続け定着させたのは他ならぬタカヒロである。
「…お前…他のことは全く覚えようとしないが、こういうことだけは天才的だな」
 白から薄紅の花弁が舞い散る水面を見つめ、マサキが嘆息した。
「いやま、好きなことならいくらでもベンキョーするよ俺?」
「まあそこを否定しようとは思わんが…」
 土手から岩場の上へも、階段と小径がつけられている。そこを上がると岩場の上、柔らかな木洩れ日のなかに…ひっそりと洋型の墓石が建っている。
「タカヒロ、この辺からだ。ツタだかかずらだか知らんが1、結構茂ってきてる。桜にも絡んできてるし…前にお前、桜ってな下手に傷いれるとまずいって言ってたろ。正直俺じゃ、どこから手を付けていいかわからん」
「りょーかい。サキ、その鉈と山刀貸して?」
「使うのか?」
「いやま、なんとなくここではそーしたい。何でって言われても困るけど」
 最後まで、ネフィリム達を普通の孤児として遇した高階夫妻。その墓前でネフィリムとしての能力を行使することに、微妙な抵抗感があったものと見える。マサキは微かな笑みを浮かべて、鞘ごとタカヒロに渡した。
「こりゃ、俺の仕事はないな」
 するすると樹によじ登り、次々と絡んだ蔓を切り分けていくタカヒロを見上げて、マサキは呟いた。
「いーから休んどけば? ついでにちょっと剪定しちゃおっかな…癒合剤2、確かタケルに頼んどいたよなー。あ、でも大丈夫そう。残しといて悪い枝なさそうだから」
 そういう間にも絡んだ蔓と枝葉が取り払われてあたりが見る見るうちに明るくなっていく。
 差し込んだ陽光に照り映える桜の薄紅を漫然とながめながら、マサキは吐息した。
「綺麗だな、本当に」
「どしたのサキ。しみじみしちゃって」
「あのひとが言ってたのを思い出しただけさ。
 故郷に春が訪れる頃に、とても美しい花が咲くから…俺達にも見せたいって。実際に俺達がここに来た頃には戦災後の荒涼とした景色だったけどな」
「あーうん。俺も覚えてる。一番がっかりしてたの博士だったよーな気がするよな。SakuraってCherryだろ、そんなに綺麗な花咲いたっけ、ってなかなか繋がんなくてさ。むしろそんなにいっぱいサクランボ食べられるかなぁとか」
「どう転んでも食い気かお前は。
 …あのひとが向こうに居たころから、Cherry blossomsって言わずに必ずSakuraって言ってた意味が…この景色を見てるとわかるような気がするな」
「そーなんだ。博士が喜ぶんなら…いろんなSakuraをいっぱい咲かせてみたいなぁって思った。でもまあ意外に桜って気難しいヤツで…いろいろやってるうちにすっかり面白くなっちゃったんだよな。
 時間かかりすぎて…間に合わなかったけどさ」
 ふと、タカヒロの手が止まる。実際に彼らが高階夫妻と過ごした時間は、十年に満たない。春の訪れを告げて慌ただしく散ってしまう桜のように、二人とも逝ってしまった。

***

「カヲル君達は此処を使って」
 タカミが案内したのは二階にある部屋だった。それほど広い訳ではないが二間続きだ。既に家具のカバーは取り払われ、他の部屋と同じように窓という窓は開け放たれている。
 入ってすぐのところに茶卓子ティーテーブルと椅子が二脚、壁際に重厚な 書机ライティングビューローと本棚が並んでいた。いずれも手入れの行き届いたアンティークだ。奥の部屋は寝室のようだった。
「…ひょっとして、ここは…」
 カヲルが書机の上に置かれた写真立てを手に取る。精緻でありながら主張しすぎない、上品な文様が施された真鍮のフレームだ。それに収められた、モノクロームというよりセピア色の写真。小柄な女性のほうは記憶になかったが、男性の方には見覚えがあった。
「うん、高階博士とオーレリアさんの部屋」
「…いいのかな」
 思わず、カヲルはそう言っていた。彼らが良いと思えばこそ、この部屋に通したのだろうが…彼らの父母にも等しい人たちの遺品が詰まった部屋だ。
「どうして?博士達も喜んでくれると思うな。遠慮なく使ってよ」
 柔らかく笑んで、タカミが言った。そうして、書棚に歩み寄ると並んだ本の背表紙を懐かしげに指先でなぞる。
「…ありがとう」
 カヲルがそう言うと、良い答えを聞いたというように頷く。そして、一冊の本を抜き出してゆっくりと広げた。詩集のようだ。時代のついた本特有の匂いがふわりと漂う。
 ――――表紙の文字は、”Robert Browning”3と読めた。
「高階博士とオーレリアさんが居た頃から、ここはみんなの図書室兼勉強部屋だったんだよ。今でこそこの国も、惣流さん…だったかな?あの子みたいに海外からの帰国子女も決して珍しくなくなったけど、僕らがこの国に来た頃は…そうじゃなかったからね。おまけに十年経っても全く外見が変わらなかったりすれば…まあ、普通に学校へは行けないよ。
 だから、あの二人は僕らにとって親であり、教師でもあったんだ」
 そこまで言って、思い出したように笑う。
「高階博士はともかく…オーレリアさんは結構厳しい教師だったなぁ」

***

 タカヒロが黙り込んだまま手を止めてしまったものから、マサキは樹上を振り仰いで言った。
「おいおい、何湿っぽくなってんだ」
 タカヒロが少しだけ鼻を擦ってから、新たな蔓に手を掛けた。
「サキが湿っぽくなるような話、振るからだろ。休憩済んだら落としたヤツ、集めといてよ」
「はいよ」
 マサキが立ち上がり、伐り落とされた枝葉をかき集める。
「どうする、焼くのか?」
「んー…とりあえず積んどいて。前にナオキから蔓のキレイなのあったらとっといてって言われた気がする。リース4の材料にするとかなんとか。Angel’s Nestに小物置いてたら、結構小遣い程度は稼げるとか言ってた。後から声かけてみるよ」
「大雑把なようで存外商魂逞しいヤツだ。ビーズアクセサリじゃ飽き足らなくなったな。完璧に趣味と実益兼ねてやがる」
「実益ねえ…材料費聞いたら絶対割に合ってないと思うけどね。まあ、本人面白くって納得ずくならそれでいいんじゃね?」
「…ま、そりゃそうなんだが…」
 なにか間違ってる気がするな…とぶつぶつ文句を言いながら、マサキがかき集めた枝葉を積み上げる。
「なー、サキ?」
「…どうした」
「今日…な、駅で爺さんと孫ぐらいの子供に会ったんだ」
「あの駅にも…まだ出入りする人がいるんだな。無人駅になったと聞いていたが」
「俺もちょっと吃驚した。…多分な、俺あの人知ってる」
 マサキが手を止める。逆にタカヒロはせっせと作業を続けていた。
「昔ちょっと遊んで貰ったことあるんだけど…もうあんな爺さんになっちまったんだよなって思うと…なんてゆーか…」
「…“時間に’置き去りにされた気がする”?」
「あ、そう、それ」
 タカヒロがはたと手を拍って賛同する。
「俺にとっちゃついこの間みたいな気がするのに…あの人にとっては遙か昔の出来事なんだよなー…って…なんとなく思い知らされたカンジでさ」
「…仕方ないな。俺達は、彼らとは別の時間を生きてる。…だが、一時いっとき…場所と時間を共有することはできるさ」
「別の時間…かぁ…こいつらみたいに? でもなんだかんだ言って、俺達まだ百年そこそこだよな?」
 タカヒロが蔦から自由になった桜の枝を撫でる。
「シュミット大尉が、どれだけの時間をあの姿で生きていたのかわからんのを思えば…桜5どころか屋久杉6を引き合いに出してもいいくらいだが…実のところまだ何もわかっちゃいないんだ。俺達の前にはシュミット大尉が唯一人いただけなんだからな。
 そうだな、お前の言うように…高々百年そこそこだ。これからどうなるかなんて、思い悩んでも始まらんぞ?」
「いやべつに、悩んでないけど…
 な、サキ。それはそれとしてさ…タカミのヤツ、いつか出てっちゃうのかな。あいつ、キレイだけどちょっとおっかないカンジの…あの姐さんのこと、好きなんだろ? あの姐さんとこ行っちまうのかな」
「さてな…相応に覚悟は決めてるようだが。俺もそこまで干渉はせんよ。
 あのひとも言ってたろ。今はまだ窮屈な思いをさせるが、桜が何度か咲く内にはきっと…ってな。あのひとの言葉通りになったんだ。…もうゼーレの追跡をおそれる必要はないんだし、お前だって行ってみたい場所や一緒に暮らしたい相手がいるってのなら止めやしないぞ。
 ただ…俺達には帰れるところがちゃんとあるってことだけ、忘れなきゃいいさ」
「窮屈な思いねえ…多分、あのころから此処での生活を窮屈だと思ってたヤツなんかいないんじゃね? 
 でも俺、いつまで経ってもこんな姿ナリだしなぁ。どこか行くにしたって…だいたい、タカミってばズルいぞ。あいつ本来、俺とあんまり歳かわんない筈だろ? なんであいつだけあんなに成長しちまってるわけ?」
「何だお前、気づいてなかったのか」
「気づくって…何を」
「前にも言ったが、俺達は自分の姿をある程度規定出来る。本来の能力といわゆるATフィールドの作用だろうがな。
 お前がその姿のまま殆ど変わってないってことは、お前自身が今のお前を…ほぼ全面的に肯定してるってコトに他ならんだろ」
「えー!?そーなの!?」
「同じような話を…アベルがタカミになって戻ってきたときにしたような気がするんだが…。お前とことん興味範囲以外の話はスルーしてるな」
「そーだっけ…いやまぁ確かに何も不自由ないからなぁ…」
「必要があれば変わることが出来る。それが生きているということだと俺は思うね。
 …さて、これで終わりか?」
 周囲に落ちた枯れ枝や蔓、落葉をまとめて寄せてしまうと、結構な高さになった。先程まで木洩れ日の中だった墓所は、傾きかけた柔らかい春の陽を受けている。
「うん、まーこのへんかな。あー、今年は肥料やりそこねたなぁ。花が終わってからにしよ…て、あれ?誰か降りてくるよ」
 タカヒロの声に、マサキが顔をあげた。
 屋敷側からつけられた小径から、落葉を踏む音がしていた。
「ご苦労様。キレイになったわね」
「あ、ミサヲ姉!」
 タカヒロがするすると樹を降りた。フレアのマキシスカートという姿は山中の小径を歩くにはあまり適しているとは言えないだろうが、不思議と灌木の枝に裾をとられることもなく危なげない足取りで降りて来たのはミサヲだった。
「…早かったな」
「そりゃ今回は、時間なくって裏道・・使わせて貰ったもの」
 そう言って、ミサヲが笑った。
 この場合の裏道とは、リエの空間転移を指す。相応に疲れるらしいのでリエ自身は非常時でもない限りあまりやりたがらないが、海外に拠点を置く自身とミサヲの移動については出入国の煩わしさと天秤にかけて裏道そちらを選択することもあった。
「そういえばタカヒロ、タケルが探してたわよ」
「え、そう? なんだろ、今日は助手に不自由ないはずだけどなー。ま、行ってみるよ。サキ、道具はこのまま持って帰っていい?」
「ああ、頼む。ご苦労だったな。タカヒロ」
「ほーい」
 タカヒロが小径を山中の小動物 のような軽捷さで駆け上がっていくのを見送って、マサキは墓前に跪くミサヲに歩み寄った。
 墓前で短い祈りを済ませたミサヲが立ち上がると、結い上げるときに少し残した色の淡いストレートが揺れる。
 記憶にあるよりもわずかに色合いが違う髪に、ふとマサキが手を伸べた。
「ミサヲ?…少し…色が淡くなってないか?」
 マサキの指摘に、ミサヲはすこし悪戯っぽい微笑を浮かべた。

  

***

 山刀と鉈を担いだタカヒロが小径から出てきたとき、タケルは庭で木材の加工にいそしんでいた。タケルの仕事は大雑把なようでも補修箇所の接合面は素人目ではすぐにはわからないほどの緻密さだ。
「よっ、精が出るねー!」
 電動ノコギリの派手な音が止まったタイミングで声をかける。
「あ、おかえり。お疲れ」
「何か手伝うことある?探してたって聞いたけど」
 タカヒロの言葉に、タケルが少し驚いたように手を止め、一度考えるように天を仰いでから…おもむろに首を傾げた。
「え、何、違うの?」
「んー…ナオキ達と同じ列車って聞いてたのに姿がないから、訊いたのは訊いたと思う…でも別に急ぎはない」
「あ、そーなの。ごめんな、手ェ止めさせて」
「ん」
 タケルが短く応えて電動ノコギリを再始動させる。
 タカヒロは頭をかきながら、山刀と鉈を置きに庭の隅にある納屋へ足を向けた。その半ばまで行ってから、ふと足を止めて今来た道を振り返る。
 ―――頭を掻きながら、呟いた。
「…ひょっとして俺、追っ払われた?」

***

 夕刻の微風に吹かれ、薄紅がかった白の花弁が舞う。
「城のお傅にも少し飽きたし…私も少し動こうかなって。『高階ミサヲ』だとさすがにもう無理があるから、自由に動くための名前と顔が必要な頃合いよ。あなたみたいにね、アーネスト=サーキス?7
「…元に戻っただけだよな?」
 栗色というより更に淡く…ほぼ金色といっても差し支えない髪は、彼女がまだアウラと呼ばれていた頃の持ち物であった。高階の娘としての戸籍を得、この国で生活するためにやや色を変えていたのである。マサキの指摘は決して間違ってはいなかったが、女性の髪に触れながらの台詞としては配慮を欠いていた。
「…ったく、もっと他の台詞は出てこないのかしら?」
 繊麗な指先で手背をつねられ、マサキが顔を歪める。ミサヲが苦々しげに、おまけのデコピンまでくらわせたものだからマサキが軽くよろめいた。
「いやまてミサヲ、これは半端なく痛いぞ。一歩間違ったら脳震盪だ」
「そうなったら下の淵に放り込んだげるから心配しないで…と、何その包帯」
 少し紅くなった額をさすっていたマサキの手は、手背から前腕にかけて包帯が巻かれていた。
「ああ…昨日かな、慣れないコトしようとしたらはぜた枝に引っ掻かれた」
 昨日到着してすぐここへ来て、道具もなしに蔓を退けようとしたら怪我になってしまったという次第であった。今日になって相応の道具で再挑戦しようとしたら、専門家タカヒロが来たので任せたのである。
 ATフィールドは万能ではない。全く予測出来なければこの程度の怪我はすることもある。
「そこに座る! ほら、明るい方へ向いて。ちょっと診せなさい」
「おい、そんなところに膝ついたら汚れるぞ」
「四の五の言わずに腕を出す」
「怖いなぁ」
 そういいながらマサキは笑って袖のボタンをはずした。
「何よこれ、結構広いじゃない!」
 包帯を解いてガーゼをとったミサヲが傷を一瞥するなり声をはね上げた。
「そうだな、吃驚した。あんなにはねるモノとは思わなくてな。ついでに割と鋭利だった。結構抉られたな」
 きちんと処置はされているものの、真皮8まで達する傷だ。
「何間抜けなことやってるの。しょうがないわね」
 そう言って傷に手を翳す。…が、ふと動きを止めた。
「ミサヲ?」
 ネフィリム達は代謝能力を加速させることである程度の傷を修復することが出来る。だからこそ、マサキがかつてジオフロントでα型EVAに襲撃され重傷を負ったときもかろうじて生き延びることができたのだが、本来この程度の傷ならそれほど意識しなくても翌日には跡形もなく治る筈だ。
「…ひょっとして、わざと治してないの?」
 ミサヲに睨まれ、マサキが笑った。
「ばれたか。…治しちまったら、お前に治してもらえんだろ」
「呆れた。吃驚して損したわ」
「…駄目か?」
「本来ならもう一発食らわすところだけど、桜に免じて赦してあげる」
 ミサヲが傷に触れる。数秒を待たずに傷口の紅が瘢痕さえ残さずに消えてしまった。
「有り難う。相変わらず温かいな、お前の手」
「冷たかったら困るでしょうが」
「いやま、そういう問題じゃなくて」
 座ったままのマサキの背が、ふわりと温かくなる。ミサヲが背中から両腕でマサキを包み込んでいた。
 服が汚れるってのに、と言いかけたのを途中で飲み込んで…マサキは傷の癒えた手でミサヲの腕に触れた。
「…また咲いたな、桜」
「そうね」
 懐かしい色合いの髪が微かに耳朶を擽る感覚と、背を包む温かさが心地好くて、思わず瞼が重くなる。

 降り注ぐ春の陽は、目を閉じても周囲を光に満たしていた。

  1. 葛はかずらと読めば蔓性植物の総称だが、クズと読めばマメ科の落葉つる性植物を指す。葛根湯にするアレを含む種類。ツタは ブドウ科の落葉性つる性植物。吸盤のある巻きひげで木や岩に固着する。この場合、サキはかずらと言ってるので結局一緒くた。この辺りに関してはタカヒロに一日の長あり?
  2. 癒合剤…ある程度以上の太さのある枝を剪定する際、そこから腐蝕することを防ぐために塗る薬剤。昔から「桜剪(き)るバカ梅剪らぬバカ」といって、桜を剪定する場合には非常に細やかな注意が必要とされてきた。
  3. ロバート・ブラウニング…英詩人。「神は天にいまし、すべて世はこともなし」のフレーズの原作者。上記は「ピパ過ぎゆく」という長い劇詩の一節。
  4. リース…花や葉、木の実などの植物素材をはじめ、ドライフラワーなどをつなぎ、輪にしたもの。日本ではクリスマスリースがポピュラー。
  5. 桜の寿命…ソメイヨシノは60~70年程度だが、自然種の彼岸桜とか山桜は数百年というのも珍しくないらしい。
  6. 屋久杉…屋久島の標高500メートル以上の山地に自生するスギ。樹齢が桁外れに長い。狭義には、このうち樹齢1000年以上のものを指し、樹齢1000年未満のものは「小杉」と呼ぶらしい。
  7. 誰も呼んでくれないのでいい加減柳も忘れそうだが、現在のマサキはアーネスト・ユーリィ・サーキス・高階という名前のミサヲの孫で、大学の研究生として来日していることになっている。
  8. 真皮…皮膚のうち、表皮の下、皮下組織の上にある層。微細な血管が存在するのでここまで傷が到達すれば滲む程度とはいえ出血する。