ファッション事情 夏の陣

 先日おむつカバーを買い足しに出かけた時、新生児用を握ってふと考え込んでしまった。もう新生児でもないし、ひょっとしてすぐに使えなくなるのではと思ったのである。しかし、その上はもう6ヶ月サイズ。これはいくらなんでも大きいのでは、と思いながらもそちらを買ってみたら、さほどがばがばというわけでもなかったのには仰天した。
 ここから導き出せる教訓は…「乳児の衣類は大きめに買って損はなし」。ゆめ、ぴったりサイズにこだわってはいけない。赤ちゃんが大きくなるのなんて、本当にすぐなのである。

 衣類といえば、8月生まれのみっちゃんは衣類に関しては実に世話がなかった。オムツと下着一丁でも家で過ごすぶんには十分事足りるのである。腹だけは冷やさないように気をつけたが、それにしたってタオルを腹の上に巻くか掛けるかすればよい。
 柳が産前の鬱解消のために針仕事にいそしんだ結果、いわゆる短下着に相当する服は山のようにあった。お陰で汗をかこうが裾を汚そうが洗い替えにだけは不自由しなくて済んだ。「そんなに要らないよ」といわれつつも、作っておいて正解である。お世辞にも男の子用とは言い難い配色の服が半数を占めているのは…まあ、ご愛嬌ということで。

夢をみるのこと


 眠っている赤ちゃんが、誰があやすでもないのに、不意に「にこーっ」とすることがある。ばば様に言わせると「産神うぶがみ様がくすぐる」のだそうだ。どうやらうちのみっちゃんは産神様がよく面倒をみてくださるらしい。

 みっちゃんの「にこーっ」をみていると、まるで夢でも見ているように思える。勿論楽しい夢ばかりでもないようで、すやすやと気持よさそうに眠っていたかと思うと突如として泣き出すこともある。度肝を抜かれて駆け寄ると、二声三声泣いたところでそのまま寝入ってしまったが、あるいは怖い夢でも見たのかもしれない。
 またあるときは、眠ったまま口をもぐもぐさせていることもある。丁度お乳を吸う具合に断続的な動きだが、よく眠っているのでそーっとその場を離れると、これがまた突如として「うわーん!!」。
 夢の中でお乳を飲んでいたのかも知れない。しっかり飲んだはずなのに、目覚めてみると腹ペコ。「一体何なんだぁぁ!腹減ったぞぉぉぉ」という次第であろう。

 「乳児が夢を見るか」という問題は、大学のエラいセンセイがたも研究中らしいので、いずれも根拠はなく莫迦話の域を出ない。だが、想像するぶんにはなかなか楽しいものである。

ファッション事情・秋の陣

 10月ともなれば夏のように短下着とオムツ一丁というわけには行かなくなが、問題は冬場に多い「着せすぎ」である。世話をするほうとしてはとにかく風邪をひかせては大変、とついあれもこれもと着せたくなるが、かえって汗をかいて身体を冷やしてしまうこともあるらしい。なかなか難しいものである。

 夏場にあまり問題にならなかった就寝中の保温もなかなか頭が痛い。みっちゃんは気温に関係なく布団を蹴ったくってくれるので、困ったことに掛ける方がおいつかないのである。
 そこで登場するのが、いわゆる掻巻<かいまき>と呼ばれる夜着である。裾は登城できそうなほど長く、当然足先まですっぽり入るので、いかに足掻こうが決してめくれたりすっ飛んだりしない。着せた上から布団をかければ当然蹴飛ばされずに済む。出産祝いに一着頂いたものが実に便利がよかったので、洗い替えに2着ばかり作ってみた。
 裏起毛のパジャマで首周りがくたびれてしまったものが出てきたので、これをリフォームしたのである。両袖を切り落として端を三つ折で始末し、前を開いてファスナップを縫い付けただけの実にお手軽なシロモノだが、なかなかに重宝する。(余談ながら、切り落とした袖で帽子を作ってみた。なかなか笑えるファッションになったが、少々小さくて使い物にはならなかった)

 本来の掻巻は綿入れだったりするそうだが、パジャマやトレーナーなどの布地ならそれなりに着まわしもきいてお得である。柳の手作りゆえ、見てくれは威張れたものではないが、大事なのは実用性ということで(^^;;;;