おにいちゃん

 さて、晴れておにいちゃんとなったみっちゃんだが。
 弟妹ができるとやきもちを焼いたり赤ちゃんがえりを起こしたりというのは良く聞く話だが、みっちゃんとて例外ではなかった。幸い、柳がたっくんの世話にかまけて十分遊んでやれなくても、ばあちゃんズが腕によりをかけて遊んでくれるので、やきもちからたっくんに悪戯するというような事態は現状では見られない。むしろ「たっくん、たっくん」とゆりかごを揺らしてみたり、たっくんの手をそーっと握ってみたり、興味津々といった様子である。・・・無論、力加減がアバウトなので周囲が青くなる場面がないでもないが。

 赤ちゃんがえりの典型的な例としては、うまくいっていたトイレができなくなるという話がある。みっちゃんは全面的にできなくなったわけではないが、おしっこについてはちゃんと知らせていたものが、多少失敗が増えた。まあ、これについては遊びに夢中になっている時には以前から失敗がない訳ではなかったから、あまり深刻というわけではない。うんちについては以前から強硬にトイレに行きたがらないので、何とかすんなりお通じがくるような手段を考慮中である。

 しかし一番困るのは、お乳を欲しがるようになったことである。
 目の前でたっくんが飲んでいれば、欲しがるなというほうが無理だろう。しかし、タイミング悪くみっちゃんは鼻風邪を引いてしまい、元気なのだが鼻水ずるずるの状態になってしまった。お乳を分けてやりたいのはやまやまだが、たっくんに感染するとシャレにならない。そんなわけで、飲ませる前にしっかり鼻・口まわりを掃除することになる。・・・当然嫌がるのだが、こればっかりは「まあいいか」というわけにも行かない。

 かくて、みっちゃんとたっくんが両方のお乳にぶら下がる光景が現実のものになってしまった。・・・・ま、仕方ない。1

041023

チャイルドシートあれこれ

 たっくんが生まれた以上、チャイルドシートは新生児仕様にしてたっくんに明け渡さねばならない。その対応として春先にチャイルドベストなる物を購入した。要するに、着衣仕様のチャイルドシートである。何せかさばらないのがありがたいし、車から車への乗せかえの心配もない。最初に着せるのが大変だったが(<嫌がり、力いっぱい暴れてくれた)一度着てしまうと気に入ったらしく、今ではお出かけといえば回りにくい舌で「ちゃいるどべすと!」と叫ぶ次第である。実にシンプルだ。
 しかし、困ったことが発生した。・・・ほかでもない、みっちゃんがすくすくと成長してくれたおかげで、ベストがたちまち小さくなってしまったのだ。冬に突入して、セーターでも着せた日にはチャックが閉まらない。正味半年使えなかったような気がするのだが、さしあたってこれはまずい、ということになり、次の手段を考えることになった。

 かくて、いわゆるジュニアシートの購入に踏み切った。みっちゃんの反応が楽しみなところで、以下次項。

041023

一ヶ月検診

 やはり二人目というのは、上の子との兼ね合いが難しいという点はあるにしても多少はコツがつかめているので気分的に楽なものである。それまでお乳を飲んですぐにすやすやと眠っていたものが、小一時間かけて飲ませてようやく眠るという事態が起こっても、そういえばこんなときもあったなぁと思えば鷹揚に構えていられる(<みっちゃんの時はどうしていいか分からなくて一緒になってベソかいた記憶がある)。
 黄疸危機を乗り越え、泣き声にもリキがはいってきたたっくんは、みっちゃんが隣に来てお乳を飲んでからは妙に飲みっぷりにも気合が入り、さながら新人歓迎会でビールを一気飲みする大学生(<昨今は少ないのか?)のような勢いでお乳を飲むようになった。
 手強い競争相手の出現に「すわ食糧危機!」とでも思ったのだろうか。だとしたらみっちゃんのお手柄というべきだろう。何せそれまですぐに眠り込んでしまうので、「おーい、もう少しがんばってみないかー!」と毎度ほっぺを突っつかねばならぬていたらくであったのが、その頃を境に目をくりくりさせつつ能動的に飲むようになってきたのだ。当然噎せて咳き込んだり、げっぷが出ずにじたばたしたり、ついうっかり吐いてしまったりするのだが、みっちゃんのケースがあるのでこれも今更動じない。まこと経験とは有難いものである。
 そのお陰か、そろそろ一ヶ月検診という頃になると抱くにも結構ずっしりと重みを感じるようになった。心なしかほっぺも急激にふっくらして、えらく福々しい顔になった。どのくらいになったかな、と楽しみにしつつ検診を受けると何と4855g!黄疸の件で受診した先月半ば頃から考えて、一日70g以上のペースで成長したことになる。みっちゃんの1ヶ月でさえ4.4㎏、たっくんは既にして兄ちゃんの成長ペースを凌駕してしまった。「何も足してない2んですよね?」とお医者さんに確認されてしまったぐらいである。足すも何も、母乳が実に楽なものだから、哺乳瓶を出したはいいがいまだにケースごと埃を被っている始末なのだ。
 お医者さんにも「優秀!」と褒めていただいた。生まれた当初の不安が嘘のような見事な成長っぷりである。3

041108

授乳服なるもの

 みっちゃんのときにも書いたような気がするが、母乳は実に楽でいい。いつでもどこでも柳が傍にいられるなら即座にお乳を飲ませてやることができる。湯を沸かす手間もなければ冷ます気遣いもなく、消毒だって要らない。4大変合理的なのだが、ひとつ困ったことがある。
 飲ませるためにはとりあえず前をはぐらねばならない。夏の暑い盛りは問題ないのだが、冬場、特に夜は結構寒い。夜の夜中に起き出して台所へ降りることを考えれば瑣末とはいえ、何とかならんもんかなぁ、とみっちゃんが生まれて最初の冬には切実に考えたものである。結局、1歳以降になると添い寝で布団を被ったままお乳、という横着ができるようになったのですっかり忘れていたが、たっくんの誕生で再び真剣にならざるを得なくなった。

 そこで思い出したのが、産院の待合で見た「授乳服専門店」のカタログである。いわゆるベビー・マタニティ用品売場の服には「授乳口つき」のパジャマがたくさんあるが、パジャマに限らずアウターにも授乳しやすい工夫を凝らした服…しかもそれを専門に扱うお店なぞ、お目にかかったことがない。へえ、こういうのもあるんだとぱらぱらめくってはみたが、目の玉が飛び出そうなほど高価かったことしか記憶にないもので、今となっては店の名前も所在もわからない。

 ネットで検索をかけたりもしてみたが、結局は行きつけのショッピングセンター内にあるマタニティ用品売場に手頃な品があったので何着か購入した。こういうのも灯台もと暗しというのだろうか。

 お陰様で寒いときに前を全部はぐったり、襟元を大きく開けたりする心配がなくなって、日毎に寒さを増してきた昨今も結構快適である。夜だけでなく、外出先で赤ちゃんがぐずったときにも割合簡単に授乳ができて便利でもある。着てみるまでは半信半疑だったが、今ではお出かけ用に春夏物も買って損はないかなぁと考えている。5

041108

チャイルドシートその後

 ジュニアシートもやっぱりお値段はピンからキリだ。モノがセーフティグッズだけにあまりお安いのも怖い気がするが、かといってあまりでかいものになると持ち運びが難儀である。こういう探し物の場合、ネットは実に便利だった。6

 結局座面を高くしてシートベルトを正しい位置で締められるようにするという点においては変わりないようだ。最終的には値段と実用性の兼ね合いでナニー・ブースター(<トイザらスあたりで検索をかけると出てくる)に落ち着いた。
 みっちゃんの反応は良好で、お出かけともなれば喜んでよじ登っている。このぶんならあと3年、チャイルドシート卒業までもちそうだ。

041110

たっくんファッション事情 冬の陣

 みっちゃんは夏の暑い盛りの生まれで、首の据わらない頃といえばオムツと下着一丁で座布団の上に寝かされ、しかも布団はスポーツタオルで事足りるというお手軽さであった。だが、10月生まれのたっくんはうかうかしていると冬将軍が到来してしまうので、早目に冬物衣類を出した。とはいえ、みっちゃんの服がそのまま使えるので実に有難い。むしろ、みっちゃんの成長が早すぎて買ったはいいが殆ど着せられなかったピンクのクマ7の着ぐるみあたりは大活躍してくれてうれしい限りである(<男の子なのになにゆえピンクのクマか?などと訊いてはいけない)。

 特に外出する場合、着ぐるみはいわゆる「おくるみ」などよりよほど気が利いている。おくるみに包まっていては、チャイルドシートに乗せる場合に面倒この上ないのだ。着ぐるみは普通に着せる服の上からすっぽり着せて、四肢はちゃんと分かれているからそのままチャイルドシートに乗せ、ベルトを締めることができる。しかもフード付きだから頭に風を当てずに済む。実に合理的である。柳に暇と気力があったらたれぱんだの着ぐるみでも作って着せてやりたいくらいだ。

 しかし柳が準備をするとどうも天気が裏切るらしく、11月は例年にない暖かさであった。・・・まあ、暖かいぶんには文句を言う筋あいではないのだが、どうも気象異常くさくて怖い。

041202

“うぶせ”について

 みっちゃんは乳児湿疹(<ばあちゃんズいうところのうぶせ)がかなり華やかで、かきむしるのをブロックしようと柳は苦心惨憺したものである。たっくんも一時はえらくガサガサだったのだが、ひょいと思いついて「今度ベビー用を買ってきてあげるから、今はこれで勘弁」と言い訳しつつ風呂あがりにニ○アのスキンミルク(<柳が手荒れ防止に使用しているもの)を薄く塗ってやると、あっという間に頬擦りするのが気持ち好いすべすべのほっぺになった。我が子ながらなんて大味な、と思わなくもないが、終わりよければ全てよしということで。

 うぶせ対策はスキンケアが第一とは聞いていたが、これほど効くとは思わなかった。まあ、みっちゃんの時は発赤どころか引っかき傷から浸出液が出たりと結構酷かったので、スキンケアだけではどうしようもなかったかもしれないが・・・高価い薬を処方してもらう前に○ベアを試してみるのもひとつのテであったかもしれない。

 ※註)ニベ○のスキンミルクが全てのうぶせに効くとは限らないし、赤ちゃんのお肌は概ねデリケート。決して柳の真似はされませんように。

041208

乳幼児健康相談

 いわゆる「乳幼児健康相談」の場を設けている自治体は少なくあるまい。当地の場合2ヶ月に一度公民館で行われている。体重や身長を測ってくれたり、心配事について保健婦さんや栄養士さんが相談に乗ってくれる訳だが、たっくんの場合有難いことに今のところ心配事と名のつくようなものは何もない。
 それでも柳がいそいそと公民館へ赴いたのは、ただ単にたっくんの体重が量ってみたかったといういささか罰あたりな目的があってのことである。1ヶ月検診でも予想を上回る増加ぶりであったが、来月の3ヶ月検診の前にぜひ一度量ってみたかったのだ。その結果は・・・6.75㎏!
 たっくん恐るべし。1ヶ月と少しで2kg近く増加した計算である。既に出生時の2倍強、3ヶ月検診の頃のレベルに早くも到達してしまった(<しかし正常範囲内なのだそうだ。赤ちゃんの大きくなるスピードとは恐ろしいものである)。母乳以外何も口にしていないのだから、増えた分=柳から出て行った分とすれば、柳の体重が目減りするのもむべなるかな。・・・しかしそれを手間要らずダイエットと喜んでしまうあたりが柳の度し難いところであろう。
 今月に入っていわゆる喃語も出始めている。「あーうぅ?」と何かたずねるようなふうでもあり、大きく見張った両眼をまっすぐに向けてくるのが楽しい。公民館でもその勢いで保健婦さんや栄養士さんに愛想を振りまきまくった。

 で、何を相談したかというと・・・みっちゃんのトイレと食事である。
 たっくんは前述のようによく飲み、よく出し、よく眠ってくれるので全く問題はない。目下の頭痛のタネはみっちゃんのことばかりなのだ。多少の赤ちゃんがえりもあるかとは思うが、またぞろオムツの必要量が増えてきたり(<要するに失敗してしまう)、ご飯と納豆以外をなかなか食べようとしなかったり、これで来春から保育園に入れて大丈夫なものだろうかと不安要素は満載であったが、栄養士さんからは「まあ、自然にたべるようになりますよ」との有難い御諚を賜った。また、保育園に入って同年代の子供との接触が生まれれば様子が変わってくることもあるそうだ。
 ・・・さしあたっては、せっせと人参をすりおろしてはおやつのケーキに仕込んでいる。気が向けば結構食べてくれるのだが、労力に比して結果が芳しくないというのが現状である。どうなることやら。

041214

みっちゃんと数字

 概ね男の子は女の子に比べて言葉が遅めであるという話はあながち俗信というわけでもないらしい。みっちゃんとて例外ではなく、よく喋るわりには鸚鵡さん(<問いかけに答えられず、そのままを繰り返す)なことが多かったのだが、昨今急速におしゃべりが増えた。特に多いのが「○○、何してますか?」という問いである。日常の家事や生活のなかで、まあ見れば分かるようなことでも「何してますか?」とご下問がある。しかもリピート機能付き(爆)。
 答えるのにもくたびれる時があるが、みっちゃんにしてみれば言語習得のステップなのである。なるべくなら答えてやるのだが、それでもストップをかけたいときは「みっちゃん、何してますか?」と訊いてやるのである。嬉しそうに「○○してます!」と答えて、しばらくは質問攻めから解放してくれる。

 そんな中で、みっちゃんが異常に興味を示しているものがある。数字だ。
 とりあえず3ケタまでの数字は一応読めるらしい(<時々左右逆になっているが)。数の概念とちゃんと結びついているかというと、必ずしもそうではないらしいのだが、店に行けば値札を片っ端から読み上げるし、行儀よく並んでいるものはとりあえず数えたくなるらしい。時計もデジタルはもとより、アナログ時計の見方もある程度理解している様子である(<おやつの3時は特によくわかる)おまけにカレンダーを手に入れるとびりびりになるまで捲って読み上げる始末。そのうち簡単な足し算引き算くらいはやってのけそうな雰囲気だが、柳はいわゆる英才教育というやつに興味がないので、あくまでもゲームの域で2つのサイコロの目の合計を訊いてみたりしている(<なにせ嬉々として目の数を数えるので・・・)8

041220

にいちゃんはつらいよ

 柳がたっくんの世話にかかりきりになることが多いため、みっちゃんはいきおいばあちゃんズのもとで過ごす時間が長くなる。それでも思い出したようにぱたぱたこっちの棟へ渡ってくるのだが、時にはたっくんを抱っこしたがることもあり、泣いていればそれなりに気にかかるようだ。

 先日のこと、たっくんの眠った隙を見計らって柳が洗濯物を干しに出たところ、家に入ろうとしたらみっちゃんの泣き声が聞こえてきた。「かあちゃ~ん!」と泣いているからにはただのじらで泣いているのではあるまい。慌てて声のする方を探して回ったが、どこにも見えない。どうやらたっくんの居る部屋だと気づいて上がってみると、たっくんの布団の横で座り込んで泣いていた。・・・状況と、みっちゃんの説明を総合すると、どうやら例によってたっくんの部屋を覗きに来てみると、たっくんが泣いていたらしい。それで台所まで降りて柳を探したのだが、外へ出ていた柳は当然いない。それですっかり泡をくって、どうしていいか分からずに泣き出してしまったもののようである。まあ、ちなみに当のたっくんは兄ちゃんの泣き声にびっくりしてか泣くのを止めていたのだが。

 みっちゃんはみっちゃんなりに、たっくんがまだ自分の意思で動けないことを理解しているのかもしれない。惜しむらくはみっちゃんとてまだまだ小さいので、面倒をみてやるところまでは無理なのだ。さしあたっては、みっちゃんの努力を褒めてあげるべきだろう。なかなか可愛い兄ちゃんっぷりである。

041220

  1. かくて写真の猫親子のような状況が現出しました。うちの近所に巣をかけていたのでそーっと撮らせてもらったのですが、母猫にえらく胡散臭げな視線で睨まれてしまいました。
  2. 当時、ウィスキーか何かの宣伝コピーで「何も足さない。何も引かない」というのがあって…小児科のドクターにしみじみと上記コピーを呟かれて爆笑しました。つくづく面白いドクターでした。
  3. 一般に、ミルクを足すと急激に体重が増えるようです。母乳だけで育てるとそれがない代わり、固肥え(肉が締まってぷりぷりした肥りかた)をするそうな。母曰く、ミルクだと「ぼよぼよ肥り」するのだとか。柳自身はミルクだったので、その「ぼよぼよ」だったらしい…
  4. おまけに、体温チェックもできる(笑)。冬、コテコテに着せていると少々の熱はわかりにくいこともあるのですが、含ませれば一発。これほど確かな事はナイですな。
  5. ミル・フェルムというブランドをご存知の方はおられるでしょうか。授乳服の中では比較的リーズナブルプライスだった気がするのですが…結構フェミニンなデザインが多かったので、柳的には多少抵抗が(汗)こればっかりはキャラというものがありますので
  6. 初回掲載時はここでアフィリエイトのよーなこともしていたのですが、リンク切れしたので割愛しました。
  7. 今思えばPostPetのモモを模していた気がします。一時流行りましたな、ポスペ…(柳はやってませんが)
  8. 後年(中学生の頃)、こやつは市の算数オリンピックとやらでトロフィーを貰ってきました。三桁の数字逆唱で詰まる柳とはえらい違い…

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