第四話「蛍神楽」

竹灯籠

祭り【まつ-り】:

神霊を迎え供物などをして慰め祈る儀式。祭儀。
また、それに伴う種々の行事。祭祀、祭礼をいう。
カテゴリの混乱を回避する文化装置としての「禁忌」が
撤廃される特殊な期間でもある。

ちくま新書「タブーの謎を解く」はなかなか興味深い


Senryu-tei Syunsyo’s Novel Room(Novel-Ⅲ)
Evangelion SS「Ghost stories on a summer night」


第四話「蛍神楽」


 

「いっくら週末だからってこの人出は一体何~!? 世の中よっぽど閑人が多いのね!」
参道の両脇には夜店が建ち並び、狭くなった道は人で溢れかえって真っ直ぐ歩くこともままならない。足下を走りまわる子供たちが綿飴やたこ焼きを振りまわすのを気にしながら、アスカが嘆息した。
「自分だってその閑人のくせに」
ぼそりと呟いて、アスカの突き刺さるような視線を浴びたのはいうまでもなくシンジであった。そんな様子を見て、鮮やかな藍の浴衣を着た青銀の髪の少女が楽しそうに微笑う。
少女がシンジ達の学校へ転入してきたのはこの春のこと。両親を亡くし、親戚に引き取られて田舎で暮らしていたというが、高校進学の準備もあって第3新東京市へ来たのだという。
当初はなかなか馴染めない様子で、委員長のヒカリあたりが気にかけていたのだが、シンジがこの特異な雰囲気をもつ少女に興味をもっていると感じたアスカが割って入り、結果的にアスカたちのグループに参加するようになった。
転入当初は人形のように無表情だったのだが、最近は少しずつ表情が出てきたようにシンジは思う。今度の旅行にしても、自身の帰省とあわせて彼女が提案したものだった。
「なにもないところだけど、ちょうど夏祭があるから」
退屈していたアスカが諸手を挙げて賛成したのはいうまでもない。・・・・ということは、自動的にシンジの随行は決定していた。
「人のすくない町やて聞いてたけど、どこから湧いて出たっちゅーくらいぎょうさんおるなぁ」
「ちょうど帰省時期だし、道路は悪くないから車でくる人もたくさんいるんじゃないか?」
やはり退屈していてこの旅行に同行したケンスケとトウジも、意外な人出に驚いていた。事実、駐車場として開放された小学校のグランドは割合込み合っていたし、徒歩で来たのは正解であったようだ。
石の鳥居をくぐり、人の波に流されながら石段を登っていく。途中何箇所か数メートルほどの平坦な道があり、あとはまた石段である。ジーンズにTシャツ、スニーカーといういでたちの少年たちはともかく、着せてもらった浴衣姿のアスカやヒカリは最上段まで登るとさすがに疲れたようだった。
おなじ浴衣姿のレイは割に涼しい顔をしていた。
「あ・・・綾波さん、平気なの?」
ヒカリに問われて表情をかすかに揺らめかせたが、あらぬかたを見遣って小さく言った。
「・・・昔、よく来たから」
ひょっとして、自分は悪いことを聞いてしまったのだろうか。そんな危惧さえ抱かせるような表情だった。
林に囲まれた参道には、提灯と夜店の列が両脇にびっしりと出来上がっていた。提灯は石段の脇にもあったし、段の途中の平坦な場所にはぽつりぽつり店もあったのだが、まっすぐに伸びた参道に所狭しと並んだ夜店はいっそ壮観でさえあった。
宵闇の中に提灯と店のあかりが光の川を作り、その中を行き交う色とりどりの浴衣を着た人々。前日までの静寂を知っているだけに、まるで別の場所のような気がして不思議だった。
「こりゃぁ、うかうかしてるとはぐれるで」
トウジがそんなことをぼやく先から、カメラを回していたケンスケがはぐれかかる。ようやくトウジがその襟首を捕まえたかと思うと、今度はシンジが人波に押されておいてきぼりをくう。それかと思えばアスカが造花の店の前で突如として立ち止まり、後ろを歩いていたヒカリがよけそこなってよろめく。
「イインチョー、提案」
相当くたびれたのか、こころもち前屈みになってしまったトウジが挙手して言った。
「え、何?」
旅行先で委員長も何もないはずだが、律儀に答えるヒカリ。
「何か食うもん買って、一時撤退。どっか落ち着いてすわろーや」
「異議なし」
これも挙手して、シンジ。アスカはといえばくるりと振り返ると両手を腰に仁王立ちして曰く、
「何、もうへばっちゃったワケ?なっさけないわねー。あ、でも、たこ焼き買うってのは賛成!」
誰もたこ焼きなんて言うてへんわ。そうトウジがツッコミを入れようとしたとき、レイが静かな割に通りの良い声で言った。
「参道をちょっと逸れたところに、キャンプ場があるの。あそこならテーブルとイスもあるわ。行ってみる?」

***

 巨木を断ち割った豪快なテーブルを、これも丸太を断ち割った椅子がかこんでいる。まぶしいばかりの参道に比べれば幾分つつましかったが、周囲には提灯がともされ、テーブルのいくつかはすでに談笑の場になっていた。
先刻まで櫓の上で太鼓を打っていたと思しき中年の男たちや、夜更かしを許された子供たちが思い思いに場を占めている。その間に空いたテーブルを見つけると、買い込んだジュースやたこ焼き、鯛焼き、二重焼etc.を広げたが、それがきれいに片付くまでものの10分とかからなかった。
「・・・・やっぱり、祭の楽しみはこれに尽きるワ」
「それについては異議なし!」
珍しくアスカとトウジの意見が合致したところで、シンジはレイのほとんど汚れていない手に気がついた。
「綾波、少しは食べたの?」
「うん、ありがと」
この地へ来てから・・・・彼女にとっては帰ってきてから、シンジは彼女が時折すこし寂しげな微笑をすることに、気づいていた。レイがシンジ達と一緒にいるときに微笑うようになったのはつい最近のことだが、そういった笑いとは別のもののような気がする。
不意に太鼓が止み、笙の音が夜気を震わせた。
「なあに?」
神楽かぐらよ。素人芸だけど」
「いってみましょ!」
「わ、まってよ。このごみ片付けないと」
勢いよく立ち上がるアスカに、シンジが慌てて包み紙をたたみにかかる。
「ごみは私が捨ててくるから、みんな先に行ってて。さっきの参道をまっすぐ行ったら、看板が出てるし人がたくさん集まってるからすぐわかるわ」
「え、でも・・・・」
ヒカリが荷物を半分持ちたがっているようだったが、レイは笑って謝絶した。
「私、近道知ってるから。早く行かないと、場所なくなっちゃうわ」
「ありがとねーっ♪」
こういうときに割り切りが早いのは誰か、言うまでもない。
レイはみんなを見送り、まとめたごみを持って踵を返した。木に阻まれて少しわかりにくいごみ集積場は、すぐそばにある。
ごみを指定された場所において、レイは少し道を外れた。
笛や太鼓の音は遠く、足元は低木の根が這い回ってごつごつとしている。だが、そんな木々の隙間をレイは上手に抜けていった。
かすかな流れの音。薄闇の中、どこからともなく小さな光の点が現れ、群舞をはじめる。
―――――――蛍。
足を止めて、彼女は思わず手を伸ばした。懐かしいひとの手をとろうとするかのように。
だが、蛍は指の隙間をすり抜ける。
宙を彷徨った手を引いて、視線を落とす。今にも泣き出しそうな顔で引いた手を握り締め、暫時肩を震わせていた。
澄んだ鼓の音が、彼女を現実に引き戻す。
神楽が、始まる。

***

 そのとき、シンジはまだキャンプ場にいた。
やはり、レイひとりに後始末を頼んだのが気になって、戻ってみたのだ。だが、みんな神楽を観に行ってしまったのか、がらんとしたキャンプ場を見渡してはじめて気づく。確か、近道を知っていると。
自分の間抜けさ加減に思わず天を仰いだところで、どうやら神楽は始まってしまったらしかった。
「莫迦みたいだなあ、僕」
頭を掻いて踵を返そうとした、そのとき。
「何してるの、こんなところで。もう、神楽がはじまっちゃうよ?」
誰もいないと思っていたものだから、シンジは腰を抜かさんばかりに驚いた。
「わぁぁぁっ!?」
「・・・ごめん、びっくりさせたかな?」
振り返って、もう一度息を呑む。自分と同い年くらいの少年。だが、何よりも・・・その銀髪と紅瞳に思わず言葉を奪われた。
藍の浴衣は薄闇に半ば溶けて見えたから、端正な白い貌や繊い手が余計に浮き上がって見える。日本人離れした容姿でその浴衣が不思議に似合っていた。どこかで前にも抱いた感想に、ふと思い出す。
綾波レイに似ているのだ。
「・・・・・よ?」
「えっ・・・あ、何だって?」
「神楽、始まっちゃうよ?」
「・・・ぁ・・・の、えっと・・・友達を探しに来て、でも彼女、近道を知ってるって言ってたの忘れてて・・・・・つまりあの・・・」
「要するに、置いてきぼりをくったんだね」
シンジのひどく要領の悪い説明を、過不足なくまとめて悪戯っぽく笑う。
「あ・・・うん、まあ、そんなとこ。そういう君は?」
「ああ、神楽を観に来たんだけど、逢っちゃまずい人と鉢合わせしそうになってね」
「ふうん。この辺の人?」
「まあね。それより君、神楽を観にきたんだろう?近道教えてあげるから、おいでよ」
「いいの?」
「多分、君の知り合いも同じ道を通ったと思うから、うまく行けば追いつくかもね」
「あ、ありがとう!」
少年の指し示す道は、およそ道とは思えないような狭さだったが、確かに子供ならば通れないこともなかった。
「足元、木の根が縦横に走ってるから躓かないように気をつけて。それと・・・・・」
「それと?」
「蛍に、つかまっちゃだめだよ?」
「?」
シンジは一瞬意味を取り損ねたが、少年は無邪気に笑んで手を振るばかり。ともかくも時間がないので、礼を言って道へ入った。
少年の言葉どおり、足元は木の根が複雑に絡んでひどくごつごつしていた。だが、淡いはずの月明かりが薄闇に目が慣れたせいかひどく明るくて、注意していれば躓くようなことはない。
名前を聞き忘れたことに気づいて、ふと振り返る。
「・・・・あれ」
振り返った先に、少年はいなかった。
さほど長い時間ではなかったと思うのだが、帰ってしまったのだろうか?
今一つ釈然としないまま、シンジは先を急いだ。
遠く、森の向こうから囃子が聞こえる。早めた足に乱舞する光の飛沫が絡んで、シンジは思わず立ち止まった。
「蛍かぁ・・・・」
シンジ達の街に蛍はいない。話に聞いたり、資料映像で観たことがあるくらいだ。
熱のない光が、音もなく明滅しながら低木の間をすりぬけていく。その姿に、思わず見惚れた。先刻の少年の言葉をつい忘れて。

『・・・・・・蛍に、つかまっちゃだめだよ?』

***

 一方、アスカ達がシンジのいないことに気づいたのは、神楽の舞台についてからのことであった。最初、人波に揉まれて遅くなっただけかと思っていたのだが、どうにも追いついてくる気配がない。
神楽が始まり、人の動きが緩くなったころ、少し離れて神楽を見ているレイに気づいたヒカリが声をかけた。
「綾波さん、碇君知らない?」
「・・・え?皆と一緒じゃなかったの?」
「あの莫迦、はぐれたらしいのよ」
だが、レイの反応は皆が訝るほどに真剣だった。
「参道からこっちは、迷うような道程じゃないわ。気分でも悪くなったのかも」
「考えすぎちゃうか?」
「参道へ戻る直前までは、いたよな?」
「・・・探したほうがいいかもしれない。・・・・・・と、いけないから」
言葉の半ばはやや不鮮明で、聞き取れた者はいなかった。だが、地元の人間であるレイがこわばった表情で言う以上、相応の理由があるのだろう。皆そう思い、誰も聞き返さなかった。
「とりあえず、さっきのキャンプ場へ戻ってみましょう。わき道へ逸れたのじゃなければいいけど」
「わき道って・・・危ないの?」
やや不安そうに言うヒカリに、レイが濁すように笑って見せた。
「林の中って暗いし、足元悪いから。この季節は蛇だっているもの」
その答えは必ずしも、先刻聞き損ねたものと同じではない。皆がそう感じていたが、ともかくももと来た道を戻り始めた。・・・そこへ。
「おーい、待ってよ!」
アスカがまず振り返り、ぎろりと睨む。
「まぁったくこの莫迦は人に余計な心配かけさせて!!!」
有無を言わさぬ往復ビンタ3発。出会い頭にわけもわからずひっぱたかれ、シンジが泣きそうな顔をした。
「・・・・痛いなぁ、もう」
「泣き言いえた立場かしら?レイなんか真っ青になってたのよ」
「ご、ごめん」
自分の迂闊さで皆に心配をかけたばかりか、見ず知らずの少年にまで案内の手間をかけさせたという事実を前に、シンジにできることは一つだった。・・・・素直に頭を下げる。
「ペナルティ1ということで、碇君は皆に何か一品ずつおごるというのはいかがでしょう」
まじめくさってケンスケが提案する。さすがにシンジが情けない声をあげた。
「そ、そんなぁ・・・・」

***

「それで、結局一品ずつおごったの?」
黒い瞳とはすこしアンバランスな金髪を揺らして、リツコが笑う。レイの親戚・・・親代わりになって育ててくれたということだが、歳の離れた姉といった感じではあった。
「それはまた災難だったねえ」
気楽な相槌で応えた人物・・・タカミもまた、レイの歳からすれば兄といったほうがしっくりくる年代ではあった。彼のほうが、レイとは面差しが似ているかもしれない。
「あら、自業自得ですよ。彼女はちゃんと近道とおってくるからって言って別れたのに、この莫迦、のこのこ戻って道に迷ってるんだから」
このとき、シンジは反論しようにもアスカにヘッドロックをかまされていて応答不能だった。
「でもまあ、怪我がなくてよかったね。暗がりでわき道に逸れるのは結構危ないから・・・」
「あ、ええ、でも、近道を教えてくれた人がいて・・・・」
「そうなの?」
シンジを除く全員の声が被さる。
「なんや、知り合いでもおったんかい?」
「いや、そんなんじゃなくて・・・・神楽を観そこねるよって」
「この辺の子かしら?」
リツコに改めて問われ、慌てて記憶を探る。確か、同じような問いを有耶無耶にされたような。
「ええと、よくわからないけど・・・・うん、綾波に似てた」
かたり、と音がした。縁側に腰掛けて足をぶらぶらさせていたレイが、団扇を取り落とした音だった。
「ねえみんな、西瓜食べない?私、切ってくるから」
やおら立ち上がり、お勝手のほうへ引っ込んでしまったレイを、シンジが不安げに見送る。
「あ、あの、僕何か悪いこと・・・」
「気にしないでね、シンジ君。・・・・私、手伝ってくるわ」
刹那、タカミと視線をあわせたリツコが立ち上がって後へ続く。
何か居たたまれなくなったシンジがともかくも口を開きかけたとき、その機先を制するようにタカミが言った。
「で、神楽は観られたのかい?」
柔らかい物言いがあの少年と似ている、とシンジは思った。
「あ、ええ、でもよく意味が判らなくて」
「まあ、古い言葉だからね。・・・・そう、あのやしろの御祭神の話なんだよ。あの周りには蛍がたくさんいただろう?」
シンジが頷く。
「あそこの神様は蛍をお使いにしてる水神様でね、そう、君が通ったっていうわき道のすぐ近くに、蛍に献じられた泉があるんだよ。祠でかこってあるけどね」
「気がつかなかった・・・」
「見えにくい場所だからね。まあ、うっかり近づいて水路に落っこちても大変だ」
「シンジ、泳げないものねえ」
横合いからアスカが茶々をいれる。タカミが笑って説明を加えた。
「それほどの深さはないけど、石が敷いてあるから落っこちると痛いよ。それに・・・・・」
「それに・・・・?」
「あそこは昔、蛍贄ほたるにえが沈められたところだからね。何が転がってても不思議じゃない」
水を打ったような静寂が降りる。
「・・・・なに?」
さらっとおそろしく不吉なことを聞かされた気がして、思わずシンジが聞き返す。
蛍贄ほたるにえ。平たく言えば人身御供。昔、ひでりが続くと蛍に贄を差し出して水神へのとりなしを乞うたそうだよ」
「・・・・・冗談、ですよね?」
「あれ、知らなかった?蛍の幼生って肉食だよ?まあ、普通はカワニナなんかを食べてるらしいけど」
一同、すさまじいものを想像してしまい思わず硬直する。その静寂を鹿威ししおどしの澄んだ音が破った。
「・・・―――――――っ!!!!」
声にならない悲鳴が交錯する。
「でもそれはあんまりだというんで、どこかのえらいお坊さんだか行者だかが来て、やめさせたっていうのが神楽の主旨なんだけどね。言い伝えだよ・・・・って、大丈夫?」
ひとところに集まり、肩を寄せ合って震えている子供たちに、タカミが問うた。
「ひ、人が悪いですよ、もうっ!!」
「はは、ごめんごめん。でもね、多分その話がベースにあるんだよ。あそこの蛍に頼めば、亡き人に会えるっていう噂はね」
「またぁ・・・同じネタでこわがらせようったってそうはいきませんよ」
冷や汗を拭きつつ、ケンスケが牽制する。
「まあ、ぼくも本来あんまりそういうのは信じないたちなんだけど・・・・・なんせ、本当に会っちゃったからねえ」
「・・・・・・は?」
先刻までの悪戯っぽい調子は失せていた。どこか重たげで・・・・・
「君が出会った子だけどね。・・・・・僕も、会ったことがあるんだ。カヲル君っていってね。レイちゃんの兄さんなんだよ。・・・・5年前まで、ここに住んでたんだ。あまり身体が丈夫じゃなくてね。学校もろくに通えなかったけど、お祭が好きで・・・・祭の夜はレイちゃんと一緒に一年分の元気振り絞ってあの石段を上がってたよ」
「じゃあ・・・」
「祭の夜は、蛍に頼んでつれてきてもらうんだそうだよ。・・・・・困った子だね」
不思議なことに、怖いという感じはなかった。あの、あまりにも屈託のない微笑の所為だろうか。
「じゃあ、逢ってはいけない人って・・・・」
「僕もリツコさんも出会ったよ。レイちゃんだけなんだ。・・・多分、あの子自身よく理解ってるんだよ」
「何が・・ですか?」
彼はしばらく黙し、ややあって深く吐息して言った。

「連れて行きたいっていう想いを振り切る自信がないんだ。・・・・・・あの子は」

今宵はこれべく候

第五話に続く・・・かどうかは、先日クラッシュしたHDのみぞ知る

 蛇足。

 うちのリツコさんには勝手乍らダンナのタカミ君がデフォルトでついてきます。いえ、何故といわれても困るんですが。・・・・まあ、あれですね。柳のワガママの所産です。(んなこと言ってたらこのサイトの小説みんなそーなんですが)月夜の縁側、浴衣姿で静かに寄り添ってる…とかゆー光景がいとも簡単に妄想できてしまう柳のおツムはやっぱり終わってますね。ごめんなさい。


冒頭Imageについて、更に蛇足。

近所のお祭りで見つけた竹灯籠。
夏の夜の非現実感が素敵。

2021/07/24