まずはWordPressをインストール

 柳が目をつけたレンタルサーバーは一段階上のサービスからWordPressが使える仕様になっていました。じゃ、最初からそっちで契約しなよ、と言われそうです。しかし柳は基本的に文字ばかりのサイトで、100Gもあったところでちょいと勿体ないぞ・・・などということを考えてしまうドケチなので、なんとか安いプランでWordPressをつかう方法を考えることにしました。

 そこで参考にしたのがこのサイト。

 サイトをご覧いただければわかるとおり、柳が目をつけたサービスとはさくらインターネットのレンタルサーバーのうちライトプランといわれるもので、月額130円弱、年額でも1500円少々で10Gほど利用することができる代わり、WordPressで必要なMy SQLというデータベースが使えません。じゃあどうするかというと、「SQLite Integration」というWordPressプラグインを突っ込むことで利用可能にする、という方法が紹介されています。

 物凄く大量のアクセスが同時発生するようなサイトには向かない方法とのことですが、まあうちのサイト程度なら何も問題はなさそうなのでやってみることにしました。現代はネット上を探せば懇切丁寧な解説が載っていて、ど素人柳としては思わず手を合わせて伏し拝みたくなりました。ま、あくまでも結果は自己責任ってことになりますが。

 プラグインはWordPressをインストールしてからダッシュボードの【プラグインを追加】から突っ込むのが常道ですが、この場合とりあえずインストールするために必要なので、WordPressの構成ファイルそのものをアップロードする前に細工する必要があります。

 至って大雑把に説明すると、

  1. WordPressとSQLite Integrationを(公式サイトから)ダウンロード、展開しておく
  2. WordPressの中のwp-contentフォルダ内にあるプラグイン(pluginsと表記されています)フォルダの中に【SQLite Integration】のフォルダをつくってダウンロード、解凍したSQLite Integrationを放り込む
  3. SQLite Integration フォルダの直下にあるdb.php ファイルを wordpressのwp-contentフォルダ内のdb.php に上書きコピーする1
  4. wordPressフォルダ内のwp-config-sample.php を wp-config.php とファイル名を変更する
  5. wp-config.php 内の「認証用ユニークキー」と「データベーステーブルの接頭辞」を変更する
    • 「define」と書かれている8つの項目を、ワードプレス公式サイトで自動生成されたコードと全て貼り替える(認証用ユニークキー)
    • 認証用ユニークキーを発行してくれるアドレス(WordPress公式サイト)https://api.wordpress.org/secret-key/1.1/salt/
    • データベーステーブルの接頭辞・・・$table_prefix = ‘wp_’; のwp_を任意の文字列に変更
    • 編集がおわったら、保存するときの文字コードはUTF-8Nで行う
    • 註)Windowsの「メモ帳」で上記の編集作業をすると、なにやら障害が発生するらしいですので注意。柳は今までHP作成に使ってきた「HyperEdit」で編集しました。
  6. もろもろの作業が終わったWordPressを、フォルダごとさくらのサーバ(自分のドメイン/www/)にアップロードする。
    (この場合、柳は何も考えずにFFFTPを使用しましたが、さくらにはサーバーコントロールパネル内にファイルマネージャーという機能もあります。どっちにしたところで半端なく時間かかりますので覚悟して始めてください。まあ、ファイルサイズを見れば無理もないのですが)
  7. 後は自分のドメイン/wordpress/でアドレスを叩けば「WordPressにようこそ!」という初期画面が出現。そこからサイト名とかユーザー名、パスワードを設定する。
    (いちおうひとさまに見せられる状況になるまで「検索エンジンでの表示」は「 検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする 」にチェック。あくまでも「このリクエストを尊重するかどうかは検索エンジンの設定によります」ということらしいですがね)
  8. 「WordPressをインストール」をポチッと押してインストール完了!あとはダッシュボード(管理画面)が現れますので気合いと根性入れて作り込んでいくことになります

 一応注意喚起なぞ。
 柳はちっとばかしhtmlを弄ったことがある程度のど素人なので、技術的なことに関しては至って無学です。先賢の方々のサイトを一生懸命読んではあーでもないこーでもないと失敗を繰り返しつつ構築作業をやってる身の上ですので、本当にこれからWordPressでサイトをつくろうという向きは、ああこんなとろくさいことやっててもサイトってできるんだな、という程度の参考にとどめてくださいませ。ことに、configと名の付くようなファイルを弄るときには細心の注意が必要です。一歩間違えればサイト真っ白ってことだってあり得ると思ってバックアップをお忘れなく。
・・・その昔、Windowsが3.1というversionだった頃に、config.sysなんてえものをびくびくしながら弄った記憶が抜きがたい柳でした(笑)

 2019.1.27追記
WordPress5.0以降

 WordPress5.0以降、試験サイトやらで数度のインストールを試みた結果、上記の方法はとりあえず5.0以降も有効であるようです。ただし、柳はwordpress-4.9.8-ja(現サイトを作ったときのバージョン)を使用、インストール完了後に5.0(現在5.03)にアップデートするという方法を採っています。最新のWordPressをダウンロードしてみたらなにやら構成が違うので、おそれをなしたのでした…(<根は小心者なのです)

 ダウンロードするときに警告が出ますが、SQLite Integration自体は4年前で更新が停止していて、対応する最新バージョンは4.1.25となっています。ご注意を。

トップページを固定ページにしたい場合の設定について
(2019.1.28追記)

「千柳亭書房」のようなブログというより固定ページメインのサイトでは、トップページをほとんどのテーマにおいてのデフォルトである「最新の投稿」でなく「固定ページ」にしたい場合もあるかと思います。トップページを固定ページにするための設定は【ダッシュボード】の【設定】→【表示設定】→【ホームページの表示】から、ラジオボタンを【最新の投稿】から【固定ページ (以下を選択) 】に設定し直さなければならないのですが、それ以前の問題として、ダッシュボードから【ダッシュボード】の【設定】→【表示設定】で【ホームページの表示】が現れないという現象が起きたことがあります。

 テストサイト設定の際のことで、調べてみればなんのことはない…公開された(下書きでない)固定ページが2つ以上なければ【ホームページの表示】という選択項目が現れないというオチがついたのでした。まあ確かに、空っぽのページの中でホームの末端のといっても仕方ないでしょうが…何も知らないど素人がサイト構築を試みている最中にぶち当たると冷汗三斗(笑)

  1. 2019.1.27追記…このときdb.phpの置き場所を間違え、データベース接続エラーで大層な時間を食った莫迦者がここにおります。(笑)自分でwp-contentフォルダ直下って書いといて何やってるんでしょう

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