小説本文ページをつくる⑤(続・エディタの話)

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 Wordpressが5.2になったぞ!というお知らせが来ましたが、実は柳、敢えて半月ばかりほったらかしにしておりました。

 それというのも例によってうちの間借り人が後先考えずに「ぽちっと♪」バージョンアップしたところ、新規ページを作成する度に「Classic Paragraph」なるブロックが先頭に生成されて鬱陶しい!と癇癪を起こしておりましたので、対処法が見つかるまでちょっと待とうと思った次第なのです。

 結局、ページを新規作成したときのデフォルトエディタをブロックエディタに固定してしまおうが1、プラグインとしてのクラシックエディタを停止させようが、やっぱり「Classic Paragraph」は出てくるのです。…これはしつこい。ようやくブロックエディタに慣れてきたというのに、確かに鬱陶しいコトこの上ありません。

 しかし、考え方を変えれば…「Classic Paragraph」で打ち込んでしまえば、例えば柳が多用する脚注2もわざわざ再利用ブロックを呼び出してそこからコピペ、とかしなくても、クラシックエディタの機能がそのまま載っているのですぐ入力出来てしまうのです。ブロックには違いないので、段落ごと移動させるのも自由自在。…ひょっとして、これでいいのでは。 
 結論として、Classic ParagraphはクラシックエディタでAddQuicktag、TinyMCE Advancedあたりを使い慣れていた向きにはなかなか便利なブロックと言うべきなのではないでしょうか。文章としてできあがったら段落ブロックに変換してしまえば後腐れもありませんしね。(クラシックエディタとブロックエディタの混在は後々禍根になりゃしないか、という危惧は常にあります…)

 Classic Paragraphとやらの説明文をGoogleセンセイに訳して貰うと、「段落ブロックの代わりに使用します。複数のParagraphブロック、Image、Table、List、Quote、Custom HTML、およびその他のほとんどのブロックとの間の変換をサポートします。」ってことのようですし。とりあえずこれで打ち込んで、レイアウトを決めるときに変換して…という使い方でもいいのかも知れません。

 あ、ただしひとつだけ…Classic Paragraphとやらはアンドゥが効きません。これだけは困るな。(<「やっちまった」事例がいかに多いかわかる…)

 しかしブロックエディタにしろクラシックエディタにしろ…書いては消し、消しては書いて、挙げ句の果てには段落ごと前へ後ろへひっくり返す柳の小説書きスタイルからすると、とても重くてやってられません。やはり当面は、ローカル上でガッツリ書き込んでできあがってからコピペ&体裁の調整というのが妥当な気がします。うーんやっぱり一太郎か。

 一太郎といえば、一時モバイルビューイング機能3というのがありまして、柳としては書きかけの小説を出先でちょこっと読み返すにはまあ悪くないツールだったのですが、悪評紛々だった所為かあっさりとサービス終了してしまいました。

 やっぱり読み返しの機能は欲しいので、目下、One Drive4とかMy Drive5とか…後釜を物色中。WordPressの下書き機能がもう少し軽くてクラッシュしにくくなったら、WordPress直書きという選択もあり得るのでしょうが、まだ不安定でなかなかそこまで踏み切れません。

 今も昔も、物書きにとっては書きかけの小説に途中でフッ飛ばれるほど怖いものはありませんねえ…。

 今にして思えば、HTML記述支援型エディタで直に小説書いてた(しかも続き物)2000年前後の柳自身のテンションが怖いです。

  1. プラグイン「クラシックエディタ」を有効化しているときのみ、【ダッシュボード】→【設定】→【投稿設定】の画面にデフォルトエディタをブロックエディタにするかクラシックエディタにするかを選ぶことができ、さらにユーザーにエディタの切り替えを許可するかどうかのオプションがついてきます。
  2. 脚注…これのことですね
  3. モバイルビューイング機能…一太郎ユーザー専用のオンラインストレージみたいなもんでしょうか。ただし編集は出来ないし付箋も打てないという中途半端なシロモノで、2019年3月末を以てサービスも終了してしまいました。
  4. One Drive…ご存じマイクロソフト社のオンラインストレージサービス、基本無料
  5. My Drive…Googleのオンラインストレージ。やっぱり無料。どっちが使いやすいかというと…うーん。

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