サムネイルとアイキャッチ

WordPressで小説サイト
やっぱり虎

 サムネイル…要は『 画像を縮小して表示したもの 』ですね。
 親指の爪くらいの大きさ、というのが語源らしいですが、画像の見本やインデックスに使われ、オリジナルの画像を開かずに内容を把握でき、画像の移動や整理が容易に行える というのが利点。

 対してアイキャッチ。広告業界とかWordPressにおいては見たときに注意を惹く画やモチーフを言いますね。厳密に言うと文字も含まれるらしいです。丸めていうと、画でも文字でも「あ、面白そう」とついクリックしたくなる仕掛けというところでしょうか。

 元来、柳は画像認識能力に致命的なエラーを抱えているのではないかと常日頃危惧するくらい…画というものが苦手です。あ、数字もですが1。そもそも画が描けないので、サイト構築にあたってもWordPressに移行して自分で撮った写真を導入するまでは極力画像を入れない画面造りが基本でした。画像といえば素材サイト様から壁紙とかドット、バナーを頂くくらい。ひたすら「軽くて読みやすいページ」を追究してきたのです2

 世間一般で「インターネット回線が高速大容量であること」が当然になるまでは、サイト構成として「読み込みが軽いページ」というのはそれなりにセールスポイントでした3。動画を見ることが当たり前になった現在のネット環境しかご存じない向きには想像がつきにくい世界でしょう。

 しかし、現在はそうも言ってられない。
 高画質な、しかも動画がさらさらと閲覧出来ちゃう訳ですから、データ量を云々する必要はほぼ、ないのです4。どんな方法でも目を惹いてナンボ、クリックして貰ってナンボの世界。それはそれでどうよ、という気はしますが…まあ、時代ですから致し方ありません。

 しかしながらWordPressに移行しても、うちのサイトがグラフィカルな華麗さとは縁遠い仕様であることについては自認しているところです。まあ、適当に見栄えがすればいいなぁ…などという、実に漠然とした見解しか持っていませんでした。故に、サムネイルとかアイキャッチについては至っていい加減…というより有り体に言えばほぼ放置してきたのでした。

 その認識を少しずつ変えざるを得なくなってきたのは、やはりサイト構成がこの2年ばかりで膨らんだからです。
 ちょこっとずつとはいえ画像を使っていると、あれ、この画像どっかで使ってるっけ?という事態になってしまいます。メディアライブラリを開いたときに、古い画像なんかはどうにも納得できなくって差し替える、ないしは消しちゃいたい場合だってあるのです。しかしこんな時、あの画像何処で使ってたかなぁ…などと一々ページを開いて確認するのも難儀な話。前述のように画像認識能力に甚だモンダイを抱える柳としては、一個いっこ開いていては最初の画像はずばり忘れます。

 そういうわけで、ここはひとつちゃんとしよう、と思い立った次第5

 テーマによって若干違いがあるらしいのですが、このサイトに使用しているテーマ「Scribe」ではご覧の通り、投稿、固定ページともサイトタイトルの下にフルサイズ画像がきて、そこにページタイトルが被る仕様になっています。このフルサイズ画像、位置づけとしては背景画像なのですが、柳は実質アイキャッチのようなものとして使っています。ページを開いたときにぱっと目に入る、その記事ないし小説のトーンを伝える画像を選んでいるつもりなのです6。だからこれを、一覧ページにも表示させればいい。

 まあ、設定自体にそれほどの難儀はなくて…投稿・固定ページの編集画面で「アイキャッチ画像」が表示されるように設定して7、背景画像と同じ画像を指定すればOKです。…モンダイは、その作業が既に膨大なモノになりそうだってことで…(固定ページと投稿ページでトータル300以上…あぁ眩暈が。まあ、小説ページにはどうしても納得のいく画像がなくてブラックバックのままというのもありますし、そもそもリスト表示するのは単品小説を除けば目次ページのみ。実数はもっと少ないはず…)

 一覧ページの表示方法としては、当サイトでは現在「WP Show Post」によるリスト表示と、「CC Child Pages」による子ページ一覧の方法があります。サムネイルのサイズはWordPress標準だと150×150のようですが、【ダッシュボード】→【設定】→【メディア設定】で変更することは出来ます。
 どちらのプラグインでも表示はリストごとにサイズ変更出来るようですが、前述のようにヴィジュアルセンスにとことん自信のない柳としては、デフォルトから1ピクセルも変えてません。

  1. 自慢じゃありませんが数字の逆唱課題なんて三桁で詰まります。
  2. もう一つ言えば、昔はページを開設するのにプロバイダが提供してくれた容量なんて30Mとか50Mとかそういうレベルだったのです。一寸綺麗な写真なんか載せようもんならあっという間に埋まってしまいます。模様替えといったら新しい壁紙とラインを同ファイル名で上書きしてました。今思えばみみっちいことをしていたものです。
  3. 「千柳亭書房」が立ち上がったのは1997年のことでです。当時はGIFアニメさえ「目をひくにはいいが、使いすぎると鬱陶しい」と認識されていました。
  4. 何事にも限度ってモノがありますけどね。開いた画面のあらゆる部分がごちゃごちゃと動いてたら、実際かなりうざったいのではないかと思われます。
  5. 例によって「篝火は消えない」のリライトに煮詰まったから逃げてるだろ、といわれると…はい、お察しの通りと平伏するしかございませんが。
  6. この項ですと、アイキャッチだけに虎の眼…ではなくて、「えっ何!?」と思わせる仕掛けとして、インパクトがある画像で最近のモノというとこれだよね、というセレクト。柳のヴィジュアルセンスなんてこんなもんです。文字・文章については阿呆のように喧しいですが、画像についてはかくもいい加減…。
  7. 右肩の三点リーダーを縦にしたようなアイコン(Show more tools & options)で出るパネルの最下部、「オプション」をクリックするとオプション一覧が出てきます。その中の「アイキャッチ画像」のチェックをオンにしておきます。 

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