みっちゃんはこの4月から保育園に行く予定である。柳がその昔お世話になった保育園にみっちゃんもまた通うわけだが、つい身構えてしまうのが準備用品の数々である。
さしあたってはお昼寝用の組布団、お弁当セット(弁当箱、カトラリ、コップ、巾着袋)、通園カバンにループつきお手拭タオル。これはまあ良い。難儀なのが衣類持ち物その他への名前書きである。何ゆえに難儀かというと、柳は自分の字が大嫌いなのだ。威張って言うことではないが、柳の悪筆は筋金入りである。小学校一年の時に一生懸命書いた読書感想文を字が汚いという理由で再提出をくって以来、手書き礼讃主義とはきっぱりと訣別した。文章を書くことは好きだが、文字を見られることについてはいまだに強い抵抗を感じるのである。
しかし、現在は有難いことにパソコンという文明の利器がある。オリジナルシールを大量に作ってぺたぺた貼ってしまえばよい。昨今安価に「お名前グッズ」を注文できるシステムもあるようだが、なにせ名前をつけなければならない物品は多岐にわたるので、勉強がてら自分で作ってみた。
現在はシール用紙も様々で、弁当箱やカトラリにも貼れる耐水タイプ、透明なカバーシールで保護できるタイプ、アイロンで転写・接着できるものからプリンター印刷に耐える布タイプシールまでよりどりみどりである。
みっちゃんも、自分の名前シールをいたくお気に入りのようである。早速お弁当セット用に買ったカトラリに貼り付けてやると、いつもより食事に集中してくれた。この勢いで、4月までにはちゃんと一通り食べられるようになってくれれば良いのだが・・・・こればかりはあせってどうなるものでもない。
050228