閑雲亭のほうで柳がDVDプレーヤーソフトの不具合に呻吟した話は書きました。
此方で書くのは、それに付随してちょっと吃驚した話。
パソコンでDVDやBluerayのタイトルを再生しようとすると、Windows標準ではプレイヤーソフトは入っていないので、なんらかのソフトを導入する必要があります。音楽はそこそこ再生できるというのに、これが不思議と言えば不思議なんですが。
まあ、マイクロソフトの仕様に文句言っても始まらないというのはもはや鉄板というべき事象なのでそこはスルーします。問題は、導入したDVDプレーヤーソフトのほう。
起動はするんだけど、メディアを読み込めない…
コレはシャレになりません。
インストールするディレクトリを初期値から変更したのが不味かったのか、ダウンロードしたバージョンが古いのか?柳が作業部屋 1であーでもないこーでもないと呻吟しておりますと、傍のクッションに座を占め、スマホで動画を見ていた末っ子のんのんが不意にスマホの画面を指し示して言うことには…
「こういうことみたいよ?」
それは、問題のソフトの外部FAQサイトでした。あったんだこんなもの。
即座にLINEでリンクを送ってもらいました。お蔭で原因とおぼしきものが判りまして、結局不具合そのものをどうにかすることはできなかったのですが、さしあたって時間を浪費せずに済みました。(<要は諦めて返品した)
それにしても畏るべき検索手腕。これがデジタルネイティブというやつか…と感心したものです。
コパイロット先生によれば、デジタルネイティブ(Digital Native)とは、幼少期からインターネットやデジタル技術に囲まれて育った世代を指すとか。アメリカの教育者マーク・プレンスキーが2001年に提唱した概念で、「デジタルイミグラント(Digital Immigrant)」と対比でこの概念を提唱したそうです。日本ではおおむね1990年代半ば以降に生まれた世代というから、うちのちびどもはどストライクというべきでしょう。しかし、ここでひとつ気になるワードが出てきました。
はて、デジタルイミグラント(Digital Immigrant)?デジタル移民?
調べてみると、このデジタルイミグラントとは「デジタル技術が普及する以前に生まれ、後からそれらを学び取り入れた世代」とのこと。成程、柳はこちらですな。
ところがいくつかのサイトに当たって読み漁ったところでは、このデジタルイミグラントにも結構意味の振れ幅がありそうです。
つまり、柳の親世代のようにスマホ程度は使うものの、パソコンとか電子機器にはトコトン疎い世代から、柳や旦那のようにインターネット黎明期から足を突っ込んでいる人種までまるっと「デジタルイミグラント」らしいのです。まあ、ハードウェアとしてのパソコンにはメモリの増設ぐらいしかやったことはない柳と、マザーボードをハンダ鏝片手にいじくり回す旦那の開きだって相当なもんですけどね。
デジタルの世界に移民として入ってきた世代…というわけです。それに対して、生まれた時から情報通信機器が手許にあって、それを使うことがまさに手足の延長になっている世代がデジタルネイティブということになるのでしょう。
末っ子は寮暮らしなので、LINEで相談が来ます。ビデオ通話は既に当たり前。
この間なんて、試験の申し込み(昨今はWeb申し込み…)をこっちに問い合わせながらパソコンで記入という荒技をやってました。その途中ふと口頭で伝えるのが面倒臭くなったのか、申し込み画面を柳に見せようしたらしい。すると、思い立ったその場でさらっとパソコンの画面共有などという機能 2を「お、できた♡」と息をするように使いこなしてみせたのには、もはや顎が抜けそうでしたよ。
「うん、できるんかなーっと思ってやってみた」
そーか、キミはそれができちゃう世代なんだな…
デジタルイミグラント柳としては、せいぜい遅れないようについて行くことにいたしましょう。

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