みっちゃんと数字

 概ね男の子は女の子に比べて言葉が遅めであるという話はあながち俗信というわけでもないらしい。みっちゃんとて例外ではなく、よく喋るわりには鸚鵡さん(<問いかけに答えられず、そのままを繰り返す)なことが多かったのだが、昨今急速におしゃべりが増えた。特に多いのが「○○、何してますか?」という問いである。日常の家事や生活のなかで、まあ見れば分かるようなことでも「何してますか?」とご下問がある。しかもリピート機能付き(爆)。
 答えるのにもくたびれる時があるが、みっちゃんにしてみれば言語習得のステップなのである。なるべくなら答えてやるのだが、それでもストップをかけたいときは「みっちゃん、何してますか?」と訊いてやるのである。嬉しそうに「○○してます!」と答えて、しばらくは質問攻めから解放してくれる。

 そんな中で、みっちゃんが異常に興味を示しているものがある。数字だ。
 とりあえず3ケタまでの数字は一応読めるらしい(<時々左右逆になっているが)。数の概念とちゃんと結びついているかというと、必ずしもそうではないらしいのだが、店に行けば値札を片っ端から読み上げるし、行儀よく並んでいるものはとりあえず数えたくなるらしい。時計もデジタルはもとより、アナログ時計の見方もある程度理解している様子である(<おやつの3時は特によくわかる)おまけにカレンダーを手に入れるとびりびりになるまで捲って読み上げる始末。そのうち簡単な足し算引き算くらいはやってのけそうな雰囲気だが、柳はいわゆる英才教育というやつに興味がないので、あくまでもゲームの域で2つのサイコロの目の合計を訊いてみたりしている(<なにせ嬉々として目の数を数えるので・・・)1

041220

乳幼児健康相談

 いわゆる「乳幼児健康相談」の場を設けている自治体は少なくあるまい。当地の場合2ヶ月に一度公民館で行われている。体重や身長を測ってくれたり、心配事について保健婦さんや栄養士さんが相談に乗ってくれる訳だが、たっくんの場合有難いことに今のところ心配事と名のつくようなものは何もない。
 それでも柳がいそいそと公民館へ赴いたのは、ただ単にたっくんの体重が量ってみたかったといういささか罰あたりな目的があってのことである。1ヶ月検診でも予想を上回る増加ぶりであったが、来月の3ヶ月検診の前にぜひ一度量ってみたかったのだ。その結果は・・・6.75㎏!
 たっくん恐るべし。1ヶ月と少しで2kg近く増加した計算である。既に出生時の2倍強、3ヶ月検診の頃のレベルに早くも到達してしまった(<しかし正常範囲内なのだそうだ。赤ちゃんの大きくなるスピードとは恐ろしいものである)。母乳以外何も口にしていないのだから、増えた分=柳から出て行った分とすれば、柳の体重が目減りするのもむべなるかな。・・・しかしそれを手間要らずダイエットと喜んでしまうあたりが柳の度し難いところであろう。
 今月に入っていわゆる喃語も出始めている。「あーうぅ?」と何かたずねるようなふうでもあり、大きく見張った両眼をまっすぐに向けてくるのが楽しい。公民館でもその勢いで保健婦さんや栄養士さんに愛想を振りまきまくった。

 で、何を相談したかというと・・・みっちゃんのトイレと食事である。
 たっくんは前述のようによく飲み、よく出し、よく眠ってくれるので全く問題はない。目下の頭痛のタネはみっちゃんのことばかりなのだ。多少の赤ちゃんがえりもあるかとは思うが、またぞろオムツの必要量が増えてきたり(<要するに失敗してしまう)、ご飯と納豆以外をなかなか食べようとしなかったり、これで来春から保育園に入れて大丈夫なものだろうかと不安要素は満載であったが、栄養士さんからは「まあ、自然にたべるようになりますよ」との有難い御諚を賜った。また、保育園に入って同年代の子供との接触が生まれれば様子が変わってくることもあるそうだ。
 ・・・さしあたっては、せっせと人参をすりおろしてはおやつのケーキに仕込んでいる。気が向けば結構食べてくれるのだが、労力に比して結果が芳しくないというのが現状である。どうなることやら。

041214

“うぶせ”について

 みっちゃんは乳児湿疹(<ばあちゃんズいうところのうぶせ)がかなり華やかで、かきむしるのをブロックしようと柳は苦心惨憺したものである。たっくんも一時はえらくガサガサだったのだが、ひょいと思いついて「今度ベビー用を買ってきてあげるから、今はこれで勘弁」と言い訳しつつ風呂あがりにニ○アのスキンミルク(<柳が手荒れ防止に使用しているもの)を薄く塗ってやると、あっという間に頬擦りするのが気持ち好いすべすべのほっぺになった。我が子ながらなんて大味な、と思わなくもないが、終わりよければ全てよしということで。

 うぶせ対策はスキンケアが第一とは聞いていたが、これほど効くとは思わなかった。まあ、みっちゃんの時は発赤どころか引っかき傷から浸出液が出たりと結構酷かったので、スキンケアだけではどうしようもなかったかもしれないが・・・高価い薬を処方してもらう前に○ベアを試してみるのもひとつのテであったかもしれない。

 ※註)ニベ○のスキンミルクが全てのうぶせに効くとは限らないし、赤ちゃんのお肌は概ねデリケート。決して柳の真似はされませんように。

041208