お風呂騒動

 年明けごろから、たっくんはベビーバスを卒業した。
 みっちゃんの時より大幅に遅くなったのは(<みっちゃんは1月半程度で卒業している)、入れる側が服を脱がなくてもいいという理由による。みっちゃんの時は母と常時2人体制(入れる役と、服を着せてやる役)で入れていたのだが、冬場で寒さも厳しくなってきた昨今、日が落ちる(気温が下がる)前に入れてしまおうということで、母の帰宅を待たず柳一人で服を着たまま2人を順番に入れていた。
 しかし、室内とはいえノースリーブシャツと五分丈スパッツで右往左往するのははっきり言って寒い。たっくんも身長が伸び、ベビーバスではもはや手狭にすらなってしまった。もはやこれまで、と観念した柳は祖母(みっちゃん&たっくんからすれば曾祖母)に泣きつく。
 かくて、柳が先に入り、祖母がたっくんとみっちゃんの着替えと搬送(<みっちゃんの場合は、脱がしさえすれば自分でどかどかと入ってくるのだが)をするという体制が確立した。タイミングがずれて、柳がたっくんの背中を洗っている最中にみっちゃんが乱入、水位の上がった湯船でたっくんがお湯を飲むというアクシデントもあるにはあったが、概ね順調である。頭痛を催すほどの寒さから一転、連日茹っている柳であるが、核家族家庭で複数のお子さんを入浴させているママさん方の苦労を思えば贅沢な話である。嗚呼、元気なばあちゃんの有難き哉。

050116

お風呂にはいるのこと

お風呂に入るのこと

 赤ちゃんのお風呂というのは気を遣うものである。一応入院中に沐浴指導なるものも受けてはみたが、本当にできるのかと実に不安であった。
 しかし退院してみると、家にはエキスパートが控えていた。他でもない、お祖母ちゃんたるわが母上様である。現役バリバリの看護婦で、産婦人科勤務の経験もアリ。…これは強い。同じ医療職でも小児と縁がない柳とはエライ違いで、流石の手際。昔執った杵柄とはよく言ったもんである。お陰様で随分楽をさせていただいた。

 いわゆる新生児期は、通常ベビーバス1という盥の親類のようなものを使う。臍脱2前のお腹をちゃぽちゃぽやるわけだから、大人と同じお風呂はよろしくないということらしい。(ちなみに、みっちゃんは入院中にあっさりと臍脱が済んでいた。光線治療で程よく乾燥が進んだらしい…)それだけでなく、お風呂から上がった後は臍の消毒を行う。考えてみれば新生児のお臍なんて、ついこの間まで血液の通り道だったのだ。気をつけるに越したことはない。

 ベビーバスでのお風呂は入れるほうにしてみると結構姿勢がきついのだが、幸いにもみっちゃんは存外お風呂好きであった。暴れたり泣き出したりする赤ちゃんは多いらしいが、みっちゃんは実におとなしい。いい湯だな~♪とばかりにほけーっとしていてくれるから、へたくそ柳のお風呂番でもどうにか一通り洗ってやることができた。母上いわく、「耳に水をいれさえしなきゃ大丈夫」…実に軽く言ってくれるが、素人にとってはそれが難しいのである。

 現在はベビーバスを卒業、湯舟に浸かるようになっている。支えるのも洗うのも実に楽になった。ひとつ困ると言えば、みっちゃんを洗う間ずっと浸かっていることになるのでしばしば自分のほうが茹ってしまうということか。