ツァーリサイドの主人公その2。周囲敵ばかりの王太子アリエルの、ほぼ唯一の味方。
リオライ
name |
リオライ=ヴォリス |
Status |
ツァーリ宰相 |
Character |
ツァーリ宰相家の後継者。父はジェド。兄にライエン(「篝火-」スタート時点で既に故人)、姉にレリア(カスファーの正妃)。妹(ヴォリス家養女)にミティア。生まれた直後、生母に対する謂われなき中傷からほとんど人質のようにノーア大公家へ養子として出されたが、ライエンの横死に際して呼び戻されることになる。本人、もののわかった養父や豪胆な姉に大切にされて居心地が好かっただけに、父親に対する憤懣は強烈であった。 つやのいいストレートの黒髪と、しばしば紫水晶アメジストに喩えられる紫瞳。ノーア公女とその夫君(愁柳)の教育よろしきを得て、大陸最強と噂される武人に育つ。アリエルとはまた違った意味でかなり微妙な位置に立っていたにもかかわらず、かつての傅役やら各地で拾ったのやら種々雑多な出自の部下を持ち、10代のうちに数こそ少ないが強力な私兵集団と、独自の情報ネットワークを構築するに至る。 生まれてすぐにノーアへ送られ、そこで育ったためにツァーリ宰相家の嗣子としての自覚はさっぱり育たなかったが、孤立無援のアリエルを補佐するためならとその立場を受け容れる覚悟をする。…しかし、結局国王としてのアリエルに宰相として仕えることはなかった。 |
柳のメモ書き |
ややこしい出自と、ややこしい生育歴と、ややこしい家庭環境を持つ御仁ですが、変人揃いのこの物語においては一番健康な精神構造の持ち主なのかもしれません。そういうところが人を惹きつけるのか、行った先々で知人友人を作りました。これが後にノーアにもツァーリにも属さない一種の独立私兵集団となります。 マキちゃんが正装して現れるまで女の子と気付かなかった辺り、相当なニブチン。 生まれ持った黒髪紫瞳が、聖風王の御代における半ば伝説化した反逆者と同じであったことから生母ともども謂われなき中傷をうけ、ノーアへ放擲される原因となった…という話は、2021.11.1現在のところ裏設定に属しています。 |
出演 |
篝火は消えない(獅子帰還/陽光消ゆ/南海の風神/王都暮色深く、雪催/風の如くに) |