シュミット大尉

千柳亭オリジナル設定、始祖生命体アダムが渚カヲルになる前の姿。

name

ヨハン=シュミット

Status

始祖生命体アダム

Character

長編「すべて世はこともなし」で始祖生命体アダムが渚カヲルになる前の姿。リリンと酷似した形質を獲得して人類史の狭間を遊弋し、1930年代中盤からドイツで軍籍(最終階級:大尉)を持ってゼーレに接近し、ゼーレが収集していた使徒の“核”に接触してネフィリム達を生み出した。

その後、ネフィリム達を軍の手に渡さないために基地一つ吹っ飛ばし、“核”の模造品をネフィリム達の数だけ作り出して国外へ持ち出した。実験は失敗し、“核”は散逸したと思わせたかったのだが、ゼーレは彼の想像を超えてしつこかった。

ゼーレは2000年のニア・セカンドインパクトで爆散したアダムの組織片からエヴァを作り出したが、同時に人類と同様の形質を有する組織片(通称17th-cell)も回収した。そこから生まれたのが「渚カヲル」。ただ一つ宿った魂は、オリジナルたるアダム(=シュミット大尉)のものであった。

シュミット大尉だった頃の記憶は、「渚カヲル」には外部記憶的な知識としては残っているが、実感はないらしい。

柳のメモ書き

こういうのも前世というのでしょうか。
カヲル君になる前のアダム。おそらく名前なんて数限りなく持ってたと思われます。同胞を探して途方もなく長い時間をひとり彷徨い続けるなかで、きっと迫害を受けることもあったはず。2000年の一件はゼーレのしつこさに彼が思わずブチ切れた結果なんですよね。
でも、移民船衝突事故の相手であるリリスのことも気にかけていました。だからジオフロントでレイちゃんに会えたことで、自分は旅を終えて良いのだという境地に達したようです。
置き去りに近いかたちで放擲してしまったネフィリム達がしなやかに世界に適応する姿に安心した、ってのもあったでしょう。

出演

すべて世はこともなし

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