PHP versionについての騒動

WordPressで小説サイト

 PHPといいますと、動的なWEBページを作る為のスクリプト言語で、WordPressのテンプレートもこれで書かれています。だからちょっと凝ったことをやってみようとする度にphpと格闘している訳ですが…このPHPもやっぱりバージョンアップしていきます。

 先日サーバーの管理ページ(さくらのレンタルサーバ、サーバーコントロールパネルのホーム)を覗きますと、「使ってるPHPのバージョンが古いですからアップデートを推奨します」という意味の表示が出たものですから…ド素人柳は「ああ、そういうこともあるんだろうな」と何も考えずにポチりました1。PHP8.0すら2023/11でサポート終了と表示されていたので、PHP8.1一択だよね、と思ったわけです。すると吃驚、WordPressを開こうとすると突如として「サイトに重大なエラーが発生」という恐ろしげな表示が!とりあえず大急ぎでPHPのバージョンを元に戻して(7.4)原因検索にかかりました。

 思った通りサーバーのphpバージョンを元に戻すとエラーは出なくなったので、はあ、問題は此処だなと分かったわけですが、その後「サイトで技術的な問題が発生しています」というお知らせメールが届きました2。これに記載されていたのが、エラーの原因になった部分。何と「まろやか拍手(Maroyaka WebClap for WordPress)」、つまりWeb拍手のプラグインでのエラーだというのです。 

 古いプラグインを使っていると、まれに不都合が起きる…という話は聞いたことがあります。「まろやか拍手」はプラグインとしては結構古いものですから、さもあらん。
 当世はSNSボタンで拡散!というのが流行りのようで、Web拍手というのは過去のモノという認識が広がりつつあるようです。まろやか拍手自体も既にアップデートが止まって久しい。ただまぁ、IDを持っていようがいまいが、そのコンテンツがよかったらその旨を作者に伝えることが出来るという手軽さは…柳のような人種には非常に有難い代物でして、やっぱりこれは残したいと考えました。

 そこで、まずはPHP8.1対応の同様のプラグインがないか探してみたりもしたのですが…SNSが発達した昨今、存外これがない。それならと「まろやか拍手」のほうをPHP8.1に対応させる手段がないかさがしてみました。
 …やはりさがせばあるもんですね。それだけ、細くも根強い需要があるということなのでしょう。今回参考にさせていただいたのは、こちらのサイト様です。

 「まろやか拍手(Maroyaka WebClap for WordPress)」で使われているcreate_function関数がPHP8で非推奨になったことが原因、ということのようです。修正箇所も行番号つきで丁寧に紹介されていましたので、有難いことに無事「まろやか拍手」を対応させることが出来ました。

 やはりWebはいきものですね。時代に合わせてきちんとメンテナンスしてやらなければなりません。Web上で書いたモノを公開する、ということはそういうことなんだと学んだ一件でした。しみじみ。

 お名前を失念しましたが、「自分で撮った映画は(もうできあがったものだから)観ない」と断言された映画監督がおられました。でも柳にとっての詩や小説は、折に触れて読み返し、アップデートすべきものです。一応の納得が出来たからUpLoadするわけですが、年数を置くとやはり「いやまてここはこーだろう」と書き直したくなる。言ってみれば完成しない絵画のようなものです。これを商売にしてしまうと、「未完成品で金銭をとるのか」という話になってしまいますが、そこはほら、ここは立ち読み専門・千柳亭書房でございますので…笑ってご容赦いただければ幸甚。
 そんなわけでついでに各小説部屋のトップをカバー仕様に変えてみました(<どんな脈絡だ…)。小説部屋のタイトルを、アイキャッチと同じ画像を用いたカバーブロック上にレイアウトしてみた次第。以前のテーマ「Scribe」に近いのですが文字のレイアウトに融通が利くというのは魅力的です。

 さ、頑張って小説書こう…。

  1. ホーム画面に推奨設定というパネルが新設されていまして、【詳細を見る】ボタンからすぐに設定に飛べるようになっています。何も考えずにポチるには危なすぎるパネルであると実感…
  2. サイトがエラーを検知したら、サイト自身から管理者あてに自動送信されるようになってるようです。なんて親切!

コメント