RSSの使い途

WordPressで小説サイト

 2022年閑雲亭始末記で少し触れましたRSS。

 職業柄、ついRRS 1と紛らわしくなるのですが、RSS【Rich Site Summary】とは、ウェブサイトの要約や記事の見出しなどを配信するためのXMLベースのデータフォーマットのことです。

 RSSFeedとはそのデータ形式で行われる配信のことだそうで、平たく言えば他サイトの最新投稿の要約を自サイトに貼り付けることができるというもの。それだけ聞くと何だか他人の褌で相撲をとるような印象があって、柳的には微妙に抵抗があったのです。でもまぁ、この場合は自サイトである閑雲亭(当時から既に別のWordPress)の最新記事を本館のトップページで表示出来たら便利だよね、という程度の認識で、確かにこりゃいいわとあまり考えずに導入に踏み切ったのでした。

 でも、考えてみるとこれは使い方によってはもっと便利な機能だよね、と思い立った次第。

 現在、メインサイトの小説とその他のエッセイ(閑雲亭もそうですが、「WordPressで小説サイト!」や「天からキャベツが降ってきた!」)、画房(千柳亭画房)は別のWordPressになっています。だから、メインサイトのトップページにそれらのトップURLをRSSブロックで貼り付けておけば 2、各セクションを更新した時に何にもしなくてもメインサイトのトップページにその情報が掲示される筈、という寸法。

 最初に千柳亭書房をWordPressとして作った当時は、「What’s New Generator」というプラグインを使用していました。これはこれで非常に使い勝手の良いプラグインだったのですが、あくまでもひとつのWordPress内の運用を前提としているので当然ながら複数のWordPressにまたがって記事を拾うことはできません。そういう意味において、RSSは非常に便利なのです。

 調子に乗って本館のトップページにRSSフィードを貼りまくっていたのですが…

 これは閑雲亭のRSSフィードの時点で既に判っていたことなのですが、アイキャッチを拾ってくることができないのです。要は、閑雲亭とか天キャベとかでアイキャッチを指定していても、その画像を拾うことができずにメインサイト内に格納されているデフォルト画像で代替されてしまう。これは面白くない。

 結局、RSSブロックでなくショートコードでアイキャッチにする画像ごと指定する方法を採っている状況です。
 この場合、メインサイトのトップを毎回書き換えなければならないということと、アイキャッチに相当する画像を別にアップロードしなければならないというデメリットはあるので、一応解決策を模索中です。CocoonでサムネイルつきのRSSを設定する方法はちゃんとあるらしいので 3、いずれ挑戦しようと考えていますけどね。

 ちなみに、メインサイトの最新記事そのものをRSSで拾うことはできない4ようです。何度かエラーになったので、現在は素直にCocoonの「最新投稿」のブロックでダミーの投稿ページを拾わせる手法に切り替えました 5

 RSS…それなりに使いではあるのですが、なかなか気難しいシロモノのようです。

 

  1. Rapid Response System:緊急対応システム、心停止になる前に早期に患者の急変に気付き、心停止になる前に介入することで、予後を改善するシステムのこと。この場合、完全に余談ですから読み飛ばしてください。(だったら書くな!)
  2. これはCocoonだけでなく、WordPressのオフィシャルテーマにもちゃんとRSSブロックが存在します。
  3. トライはしたけど巧くいかないので結局利用していない…。
  4. うちの小説ページは開設当初から固定ページで作られています。今更ですが。
  5. 「TOP SECRET」の更新を表示させようとして気づきました。現在ダミーページから本編へ誘導するように作っています。

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