※2022/09/11に追記修正を行っています
今年の初めに掲げた目標のひとつに、
- エヴァ新劇版Fun Fictionスタート!
- ローカルにサイトを構築できるソフト「Local」をつかいこなす
- 「篝火は消えない」ツァーリ編を完結させる
- 調整中のページ(Novel-2およびNovel-4)を再始動させる
- CSSを使いこなす(テーマのCSSファイルというよりブロックエディタの「高度な設定」に含まれる追加 CSS クラスを活用する)
…というのを掲げていました。
1.と3.はとりあえず達成出来ました。4.はまだまだ目処がついておりません(泣)
5.はまあ、そこそこ。相変わらずコピペで乗り切るばかりではありますが、ブロックエディタの追加CSSクラスの使い方としては理解ってきた気がします。CSSはいちいちテーマエディタを開かなくても【カスタマイズ】の【追加CSS】に設定しておけば確認もラクにできるということを学習しました。(何たって打ち込んだその場で確認できるのは大きい…)
そして「Local」。
ローカルドライブ上にまるっとWordPressサイトを構築できるというソフトでして、柳は去年からこれをバックアップ&実験環境として使ってやろうと画策していたのでした。
ところが、何度かトライしてはみたものの…データベース1のインポートがうまくいかなくて挫折していたのです。さしあたってサーバー提供のバックアアップシステム「Snapup」に頼ることにして、いつかどうにかなるだろうと暫く放置してました。(なんたるアバウト…)
しかしこの度、ふっと思い立ってもう一度調べ直してみると…「All-in-One WP Migration」2というプラグインがみつかったのです。既存のサイトとLocalに作った新サイト、両方にインストールすればデータベースも含めてエクスポート&インポートが結構簡単だという事実が判明しまして…早速やってみました。
手順としては…
サーバー (本番のWordPressがある場所) | ローカル (自分のパソコン上) |
---|---|
①現行のサイトに「All-in-One WP Migration」をインストールする。 | ①「Local」をインストールしておく。 |
②ダッシュボードの【All-in-One WP Migration】→【エクスポート】→【エクスポート先】から【ファイル】を選び、完了したらローカル環境(自分のパソコン)へダウンロードする。(このファイル名には.wpressの拡張子がついている) | ②エクスポートファイル(.wpressの拡張子がついたファイル)をダウンロードした場所を確認しておく。 |
③「Local」を起動、左下の「+」ボタン(Add local site)を押し、サイト名、ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力し、 | |
④新規のWordPressサイトが出来たら右肩の【WP Admin】ボタンを押して、まっさらのWordPressに「All-in-One WP Migration」をインストール | |
⑤「Local」上のWordPressのダッシュボード、【All-in-One WP Migration】→【インポート】→【インポート先】から【ファイル】を選び、先程ローカル環境へ落としたwpressの拡張子がついたファイルを選択してインポートを実行する。 | |
⑥「Local」で作ったサイトを選択し、【WP Admin】ボタンでログイン画面、【Open site】ボタンでサイトの閲覧が出来るようになっていれば、完成! |
…とまあ、至ってシンプルにバックアップ環境が出来てしまいました。
ただし、問題になったのがファイルサイズ。「閑雲亭」のように殆ど画像もなく短文の投稿のみのサイトなら本当に上記の手順で事足りるのですが、「画房」のようにでっかい画像がしこたま乗っかっているサイト、メインサイトのように文章メインなのにバックアップファイルが1.3Gというトンデモナイ場合では、無料版の「All-in-One WP Migration」ではとても対応できないのでした。
何故か?
無料版「All-in-One WP Migration」にはアップロード(要するにエクスポートしたファイルをインポートする場合)の上限があって、300M以上は出来ない仕様になっているのです。これは困った。
まあ、捜せば方法はあるもので…
All-in-One WP Migrationのver6.68を捜してきて、最大アップロード容量を書き換えることで解決することはできました。3
ファイルサイズの問題はあったにしろ、今までの苦労は何だったんだ!というぐらいあっさりだったので拍子抜けしたくらいです。ウチのハードディスク上で動作する寸分違わぬミラーサイトに一寸感動さえ覚えました。
しかし!そう甘くなかった…
今度は一度移植できた筈のサイトが開けなくなるという現象が起こりました。最初はver6.68を使ったサイトだけだったのですが、終いには最新バージョンで何も弄らずに移植できたサイトまで閲覧不能に。一体何なんだろうとエラーメッセージを一生懸命読んでみたのですが、どうやらまたデータベースを読み込めなくなってるらしい。とどのつまり、振り出しに戻ってしまいました。
2022/9/11追記修正
翌朝になってふと、やはりLocal上のサイトを作成するときに基本的な設定項目である「PHPのversion」「Web server」「データベース MySQLのversion」のいずれかがエラーの元になってりゃしないか?と思い立ちました。(やはりどっちかというと朝のほうが頭の回転効率がよい柳…)
今回、Local上のサイトをつくるのに「下手に弄るとどうもエラーになる」というので当初【Preferred】4か【Custom】かを選ぶ場面で【Preferred】を選んでいました。敢えて全く設定を弄らずにサイトを作成したわけですが、エラーメッセージを懸命に5読んでみると、どうにも「あるべきところにデータベースがねえぞ!」と怒られているらしい。となるとやはり、【Custom】のほうで設定すべき項目がありそうです。
で、その【Custom】設定項目というのが以下3つ。
- PHP Version…まあ、説明不要ですかね。使っているPHPのバージョンです。
- Web server…サーバーを構築しているソフトの種類ということらしいです。Apache かnginxを選ぶようになっています。
- Database…MySQLというデータベース管理ソフトのバージョン。オープンソースであると初めて知りました。
この3つ。これを何処で調べるかというと、
- PHP Version…【ダッシュボード】の【サイトヘルス】から【ステータス】で現在そのサイトがどのversionのPHPで動いているか確認できます。(現在7.4.30)
- Web server…これはもう、サーバーの会社、柳のところで言うとさくらインターネットの会員サイトへ行って【サーバー情報】から読み取ります。(Apacheでした。戦闘ヘリを思い出すのは柳だけ?)
- Database…MySQLのバージョンですから、これもサーバー会社の会員サイトへ行ってデータベースの管理ページで読み取ります。(うちはMySQL5.7)
柳の環境ですと1.と3.を合わせてサイトを構築すると、うまくいきました。しかし、2.のサーバーの種類も一致させると、これが初っぱなからWordPressさえ立ち上がらない。これはいかん、と違うのが判っていてnginxに切り替える6と、ちゃんとWordPressが立ち上がりました。
何なんだ、一体。
ともかくも、本番環境のデータをすべてうちのハードディスクに移植することには成功しました。データバックアップとしてはやはりSnapUpが手間いらず7なのですが、環境のテストとしてはLocalを使っていこうかと考えています。
Web serverまで一致させるとWordPressが立ち上がらない問題についてがまだ未解決なのですが、とりあえず当初の目的は達しました。さて弄るぞ。ふふふ。
…なんて寝言いってる間に「EVER AFTER」の続きを書かなきゃならないという宿題に思い至ったのでした。Novel-2とNovel-4も復活させたいんですがねえ。あぁ、やはり1日が50時間くらい欲しいです。
- データベース…ここではWordPressのサイトの中身が収められたファイルの集積体。サイトとは別のところにある。
- Migration…① 移住。移転。移動。② 現在使用しているシステムやソフトウエアから別のものに移行すること。非常に判りやすいネーミング…
- 最新バージョン(ver7.64)でも似たようなことができるらしいのですが、柳の環境だとWordPressがエラーを起こしてしまって出来ませんでした。
- Preferred…優先の、好ましい、最寄りの、という意味らしい。この場合、「Localにお任せ♪くらいの意味?
- 残念なことにエラーメッセージは翻訳してくれたりくれなかったり、たまぁに翻訳してくれても原文読ませてくれた方がまだ解りそうなくらい残念な翻訳なのです。
- PHP Versionはサイト構築の時にしか弄れないようですが、Web serverの種類とMySQLのバージョンは後から訂正が効きます。
- 最初に設定しておけばフルオートで定期的にバックアップを取ってくれて、しかも旧いバックアップから消してくれるのです。
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