PHP versionについての騒動 それから

WordPressで小説サイト

 PHPのバージョンを変えたら「まろやか拍手」(いわゆるWeb拍手)が使えなくなったというのが前回の話。とりあえず非推奨の関数を別の関数で代替するようプラグインファイルを書き換えることで回避したと思っていたのですが、数日後また「サイトに重大なエラーが発生」!(しかも万夏のところだけ(笑))

 や、まてよ。関数は書き換えたよね?
 しかも今回はサイトからのお知らせメールが来ないという。また新たな不具合になったのか?しかし万夏のサイトも柳のサイトも基本構成は同じなのに、なんで万夏のとこだけ?

 ともかく間借り人に泣きつかれて原因検索に当たってはみたのですが、柳だって基本的に素人ですから対処するにも限界があります。しかも今回謎だったのが、閲覧はまったく問題ないのに管理画面に入れないと。
 SnupUpにバックアップはありますから、とりあえず復旧手続き。問題なく終了。SnapUpのバックアップからステージング環境へ展開した時は問題なく編集できるのに、本番環境へ展開するとやっぱりエラーになります1。http500内部サーバーエラーらしい。

 まあこういうときはとりあえず再インストールだよね、となるのがWindows3.1世代です。乱暴な話ですが結構それでうまくいってたのですよ、昔は。何を再インストールといって、WordPressそのものを再インストールしちゃうのです。で、バックアップファイルをまっさらのWordPressに突っ込むと。
 しかしそうやってみてもやっぱりエラーが再現されるのです。いかん、これはお手上げだ…と思った頃に、柳のメインサイト(ここですね)でもまろやか拍手の動作不良が判明。コトここに至ると、どうでも疑いたくなります。PHP8.1。

 案の定、例にPHPを8.0よりも前の7.4に戻すと全ての不具合が解消。えーと…

 もう苦笑いしか出て来ない状況なのですが、こーんな不安定なのにどうしてサーバー側はPHPバージョンをアップデートすることに拘るのだろう、と思って一応サーバー会社(さくら)のサイトを見てみました。

PHPのバージョン変更により WordPressなどの表示速度改善が見込める場合があります。

さくらインターネット公式サイト

 …ということらしいのですが、表示が速くなる、脆弱性を排する…といっても、あれほど不安定になられてはメリットよりデメリットの方がでかいというのが現時点での柳の感想です。
 WordPressそのものは既に8.1に対応しているらしいので、じゃああとはテーマとプラグインでしょう。プラグインは確かに柳は結構古いモノを使っている(今回問題になったまろやか拍手然り、ふりがなプラグイン然り…)ので、対応しているかどうかを一つ一つ検証、場合によってはプラグインからの離脱も考えないといけません。拍手はともかく、フリガナのプラグインが使えなくなったら柳としては死活問題ですな(汗)

 結局、8.0ならギリ問題なく動くらしいと言うことが判り、PHPのバージョンは現在8.0にしています。それにしたって11月26日でセキュリティサポートが切れるという。なんとも世知辛いお話ではありますな。

 公開なんて考えずに一太郎で細々と電子本つくっていくという選択肢だってあるのですが、やっぱり呻吟しながらでもサイトを作るのが楽しい。まあぶっちゃけ一文にもなりませんが、愉しみたいんだからそれに応じた労力は注ぎ込むだけのことなんですよね。

 そういうわけで、柳は今日も細々と、WordPressで小説サイトを作っています。

  1. 後から気づいたのですが、ステージング環境をつくるときにPHPバージョンを7.4のまま(要は何も弄らずデフォルトで)作成・バックアップを展開しているのだから、何も起こりようがなかったのですよ。ナントカの後知恵とはよく言ったモノです。ステージング環境を8.0ないし8.1にしていれば、おそらく同じようなエラーが起きたでしょう。追試してみる気にはなれませんが(笑)

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