ぴよこ生まれました

 旦那が仕事場でキジの卵を貰ってきました。うちに孵卵器があるので、「なんとか孵してやって」といわれたとか。
 実直にキジはウチの周りでは決して珍しい鳥ではなくて、そこらの草叢でよくケンケン啼いてます。旦那の仕事場でも草刈作業中に時々発見されるのですよ。親は近くに人間がいても一所懸命温めているのですが、草刈り機が近づくとさすがに刈られる訳にいかないので逃亡します。そうすると残された卵は大抵遺棄されるのだとか。(戻ってきてまで温め直さないんですと)
 前にも同じような状況で一度貰ってきましたが、残念ながら孵りませんでした。自然は厳しい。
 そんなわけで孵卵器が再び登場。孵卵器に入りきらなかった卵はこれもダメ元で、おりよく抱卵中の鶏さんたちに托卵しました。(見るからに違うんですが頓着せずに温めてくれるらしい)

で…孵卵器組はこの週末、見事に孵化!

何気にカメラ目線

 通常孵化に要するのが3週間程度。何日目の卵だったかは不明ですが、1週間ほどで見事に4羽孵化。自然のモノですから育つかどうかわかりませんが、旦那が嬉々として巣箱つくってるので見守ってる次第です。最終的にはリリースするしかなさそうですけどね。

 キジは縄張り意識が強いので鶏と飼うのは無理という話ですが、そうなると托卵組の卵ちゃんは…どうなるやら。

 実はこの週末、柳は金曜に打ったコロナワクチンの副作用で最高38.5℃出してぐだれてました。メーカーの差なのか、接種回数を重ねるごとに症状が重くなるのか?いわゆる感冒様症状はなくひたすら熱。寒気。関節痛。
 普通の食事が喉を通らなくてうどんにしたら、うどんの味がまったくしなくて「すわ味覚障害!?」と冷汗三斗1。まあ、解熱してからお粥食べたら十分に美味しかったですから、単に熱で舌が莫迦になってただけでしょう。2

 熱で朦朧としつつも寮生活中の末っ子へ冒頭のキジぴよこレポートをするために写真撮りに階下へ降りてた莫迦がここにおります。わっはっは。

  1. コロナの症状として味覚障害があるのは周知の事実。いや本当に焦りました。
  2. 味覚と言えば…お皿の上の生物学 (小倉明彦著・角川ソフィア文庫)は非常に面白いです。生理学と解剖学と発達学の教科書をもういっぺん読み返したくなりました。語り口も非常に愉快で、横道に逸れた雑談に見せかけてると思いきやきちんと筋が通っている。この先生の授業はさぞかし面白いだろうなと思います。