シェノレス大神官

王家と共にシェノレスを支える神官府の長。

解説

シェノレス大神官はシェノレスを支える技術者集団である神官府の中で、唯一世襲の神官である。

神官府が王家(王府)との両輪体制でシェノレスという国を建てた時、神官府の総責任者として立った初代の大神官は、かつてシルメナの聖風王に仕えた、風の御使であったと伝えられる。その血筋を守り、シェノレスに対する海と風の加護を約す存在として祀り上げられたのが大神官とその直系である。

このため大神官家は国主相当の待遇を受け、その直系は本殿の一隅に居を構える。直系として生まれれば神官以外に途はないといってよい。

シェノレスにおいて本来の意味での神官(=神と人の仲立ち)は彼らだけ、ともいえる。

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