忙しい日々ですが、のんちゃんに乳を含ませたり添い寝している間に文庫本を読むくらいの時間はあるものです。
…乳を含ませながら本を読むな、というむきもありましょうが、何せのんちゃんを見ていると時間のたつのを忘れてしまい、気がつくと首が痛くなっていたり、添い寝をすればうっかり一緒に寝入ってしまう有様。そんなわけで、最近読み始めた小説について少々。
長安異神伝
もともと田中芳樹先生の対談つながりで、お試し!と思って一冊だけ読んだら見事にはまりましてあっという間に読んでしまいました。もともと、歴史上の人物をまじえた上質のフィクションというやつが大好きでして、(実際、柳自身が小説なんぞ書き散らすようになったのもそういうモノが書きたかったのです…今も書きたいと思ってますが)まさにこういうのが読みたかった!という小説に久しぶりに出会った気持ちです。
柳的には、ヒロインの性格に一寸物足りなさを感じないでもないのですが、その他のキャラクターが強烈なので十分お釣りがきます。ここまで役者がそろってるんだし、もう一寸長く続けてほしいくらいでしたが…一応シリーズ全7巻ということのようです。うーむ、外伝で昔の東方朔の話とか、天宮での真君の話とか…出ないかなぁ。
実に映像向きな作品と思います。アニメになったら二郎真君はやっぱり山寺宏一氏?東方朔は山口勝平氏でしょうか(あの立板に水トークをこなせる御仁といえば…)。田中敦子さんの楊三娘も聞いてみたい気がします。
勢いがついて「桃花源綺譚」へ転がったのですが、これについてはまた後日。