魅惑の空間

某日、のんが言うことには
「のんちゃん、『かぐやひめ』って、読んだことないよ?」
学校の図書館にはないのかと訊けば、「せんせいにきいたけど、ないって言われた」とのこと。
これはしたり!昨今の小学校には竹取物語も置いてないのか?と学校に詰め寄っても詮方ない。
あるいは竹取物語は置いてあるけど1年生に読めるレベルの「かぐやひめ」はないのかもしれないと思い直した柳。買い求めるのは容易いが、どのみちすぐ飽きてしまうだろうと踏んで、市立図書館へ足をのばすことにしました。
小中高大と学内図書館のジバニャンだった柳ですが、自分でも意外なことに生まれてこのかた市立図書館へは行ったことがなかったのでした。
昨今はネットで蔵書検索もできる便利なご時世。一応、所在を確かめたうえでのんのんを引き連れて行ってきました。
さすが市立図書館、「かぐやひめ」だけでゆうに10冊近くあり、読ませるに不自由はなかったです。
…が、やはりというか柳、久しぶりの魅惑の空間に思わずうっとり…(^^;;;
柳が小学生の時に読んだ古典文学全集と同じものが、かなり時代がついていましたがばっちり揃っていたのに思わず感動しました。うーんやはりスタンダードなのですなぁ。
のんの本を選んだあとで、誘惑に勝てずに「ちょっとよそ見てくるねー」と館内をふらふら。あげく、時間がないない言ってるくせについうっかり2冊ばかり借りることに。病膏肓に入るとはこのことですが、つける薬がないのは百も承知。
のんはそこそこ本を読むようなので、のんを連れてちょくちょく行ってみてもよいなぁと思ったのでした。