昨今電子書籍ばかり読んでいたら、田中さんの新刊が2冊も出ていたことに気付かなかったお間抜け柳です。
ドラよけお涼シリーズはともかく、タイタニアの続編って…一体3巻が出たのっていつだったんだ!?と計算して気が遠くなりました。嗚呼!とってもお久しぶりだとゆーのにアリアバート卿!
…と、これ以上はネタばれになりましょうから黙秘。相変わらずリディア姫が可愛かったです。
お涼シリーズについては…田中節健在、とだけ(笑)やぁ楽しい楽しい。
電子書籍、作るほうだけじゃなくて読むほうもいろいろ開拓中です。
最近のヒットは冲方 丁さんの「ばいばい、アース」ですね。
「マルドゥック・スクランブル」(SF)から「天地明察」(歴史物)「光圀伝」(歴史物)ときて、この方のファンタジーなら読んでみたいとオトナ買い。結果大当たりという次第。
冲方氏のの無茶苦茶に強いヒロインも大好きですが、「ばいばい、アース」でポイント高かったのは旅の長耳族(ラビッティア)、キティですね。いやもうこのええかっこしいが!と思わず長いお耳を引っ張ってやりたくなる名バイプレーヤーぶり。柳的には破滅型美青年アドニスよりツボでござりました。
<賢者>と<愚者>の貌をもち、<賢者>のときは洗練された物腰の、反則なくらい強力な魔術者。<愚者>のときはひたすら無力で無口で食べるか座り込んでるかのどちらか。しかもすさまじい悪食(料理を食べた後、皿やテーブルまで食ってしまう)!
悟ったフリして、ヒロインを護るために陰で大車輪のご活躍。しかもそのために大怪我しても必死にさとらせまいとするあたり、もう健気とゆーか可愛いというか。
もうひとついうなら、<賢者>のときはもとより、<愚者>モードのときもこっそりヒロインに助け舟をだすくだりは、思わず爆笑!(いや、ホントは笑っちゃいけないシーンなんですが)<賢者>モードだったら渾身の力でアドニスの後頭部をしばいてたんだろうなぁと。
他のキャラクターも大変魅力的で、ぜひ続編が読んでみたいところです。
…なんてことを言いながら、ダン・ブラウンに浮気してたり、藤木稟さんのバチカン奇跡調査官シリーズに読みはまったり。やりたいこともやらなきゃならないことも山積してるのに、読みたい本が多いことで困ったもんです。
この春は、長男坊が中学生に、大怪獣のんのんが小学生になります。そろそろ表の人物紹介を書き換えなければならないと思う昨今。すでに「みっちゃん」ではないなあ…。