なんちゃってマルチサイト化1!なんてやってしまった所為で、バックアップファイルが莫大なサイズになってしまう、Localへのインポートが出来ない…etc.と不具合があったもので、メインサイトを分割してしまおう!というのが前回のお話でした。
WordPressのサイト(ここです)と「天からキャベツが降ってきた!」を別建てにし、寝言は「閑雲亭」にインポートしました。これでメインサイトに残るのは小説だけになるので、かなりスリムになります。
で、以下…小説だけになったメインサイト移築手順。
部分コピーサイトの構築手順
- プラグイン「Export media with selected content」でメインサイトから固定ページ(小説ページ)を画像ごとエクスポート
- メインサイトのディレクトリ(仮名・×○△)を他のサイトと同じレベルに作り直し、まっさらのWordPressをインストール
- まっさらのWordPressにCocoonとそのオフィシャル子テーマをインストール
- 小説サイト関連のプラグインをインストール(WP-Yomigana、Easy Footnotesは必須。今後画像を追加するときのためにImsanity、メイルフォームのためのContact Form 7など)
- WordPress インポートツール(WordPressデフォルト)で固定ページ(ウチでは小説は全て固定ページ)をインポート
- 旧サイトの中身をファイルマネージャ(サーバ提供のツール)で開き、ページのテンプレートファイル(.php、要は固定ページにページ送り機能をつけるための細工を施したファイル)とfunctions.php(固定ページにカテゴリ機能を付加するための書き込みがある)をコピーし、新サイトへペーストする
- メニューは移植出来ないらしいので、これは作り直し。
これでルートフォルダのひとつ下に別名(https://senryutei.sakuraweb.com/×○△/)の本館コピーサイトができました。後はこの別名のサイトがhttps://senryutei.sakuraweb.comで表示されるよう細工するだけ!
ここで、サイトアドレス変更。
1⃣ サイトアドレス書き換え
https://senryutei.sakuraweb.com/×○△/という場所にある本館コピーをhttps://senryutei.sakuraweb.com/というアドレスで表示させようというのがこのサイトアドレス変更。一歩間違えば「サイト真っ白!」事案も発生しますのでここは慎重に…
【ダッシュボード】→【一般設定】にある、
WordPress アドレス (URL):WordPress本体がインストールされているアドレス
サイトアドレス(URL):サイトのホームページとして上記アドレスとは別に設定する場合のアドレス
という項目があり、最初は両方とも
https://senryutei.sakuraweb.com/×○△/
になっています。そこから、下の【サイトアドレス】をhttps://senryutei.sakuraweb.comに書き換える!(間違ってもWordPress アドレスのほうに手をつけないように!)
2⃣ ファイルマネージャー(サーバ提供のツール)index.phpと.htaccessを1階層上のディレクトリ(サイトアドレスとして表示させようとするディレクトリ)にコピーする
3⃣ index.phpと.htaccessを書き換える
何処をどう書き換えるか、についてはこちらを参考にされてください。
要はサイトアドレスとして設定したディレクトリに、ここに来た人はこっちへ誘導してね、という情報を書き込む訳ですが、サイトアドレス変更について書いたサイトは山ほどヒットする中で今までに一番判りやすかったサイト様がこちら。さくらのサーバでの例を挙げておられたということもありますが、とにかくシンプルイズベスト。柳はこれで巧くいきました。
盲点
ところで、想定外だったのがいわゆる再利用ブロック、現在はパターンと呼ばれる機能について。
パターン自体は【ダッシュボード】→【外観】→【パターン】から【JSON2 としてエクスポート】というコマンドを選ぶことで確かにエクスポート、同じように【JSONからインポート】というボタンで取り込むコトは出来るのですが、既に投稿ページや固定ページに挿入されているパターンにインポートした内容が割り付けられるわけではないらしい。
「ブロックは削除されたか、利用できません。」という表示だけ出て、ページの方には何も反映されないようなので、結局最初からやり直しというオチがつきました。柳の場合、再利用ブロックは小説区切りに多用していたので、これはイタかったです。Novel-1については根性で修正しましたが、Novel-3はまだあまり手が付いていない状態です。気合いと根性でやり直してもよいのですが、なんとかいい(要はラクに修正できる)方法がないかなぁと模索しているところです。そうじゃないとこれから先、やっぱりパターンって使えないや、という話になってしまいますからね。
Localへの対応
それぞれのサイトがスリムになったところで、よしLocalに移植!とトライしてみたところ…これが存外すんなりいきません。いくつかのサイトはスムーズにバックアップ&Local上にミラーサイト構築が出来たのですが、いくつかは
…と叱られまして、インポートに失敗してしまうのです。
今度こそ原因不明。要は、あんたが突っ込んだZIPファイルに互換性がねえぞ!と怒られているらしいのですが、おなじ規格(Snupupが生成するZIP)でちゃんと走るサイトもあるのに一体どういうことなんでしょう。ZIPをいっぺん解凍し、データベースファイルを同じディレクトリで再度固めたものを放り込んでみましたがやはり駄目。PHPのバージョンか、SQLの設定かといろいろ考えつく限りをやってみましたが、どういうファイル構成にしたら互換性アリって判断してくれるのかが判らないので諦めました。
とりあえず、バックアップ方法としてはSnapUpで十分機能していますし、分割したことでバックアップファイルのダウンロードは明らかに早くなったのでまずはよしとしておきましょう。
どなたか、よい智慧をお持ちの方がいらしたら、是非書き込んでいってくださいまし。
TOP SECRETの続き、書かなきゃ…
- メインサイトの中に別のワードプレスをインストールすることで、URLをなんちゃってマルチサイトにしてしまったという、素人管理者の浅知恵が招いた大失敗。詳しくはなんちゃってマルチサイト化!の項をご参照ください。
- JSON(JavaScript Object Notation)…JavaScriptのオブジェクト記法を用いたデータ交換フォーマット。Python、PHP、JavaScript、C++、Javaなど様々な言語でサポートされており、JSONを間に挟むことで各プログラミング言語間のデータの受け渡しが容易になるそうな。
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