ダ・ヴィンチ・コード

カンヌではえらく不評だったようですが、原作が面白かったので観に行かせていただきました(ばあちゃまズに感謝!)。小説としてのテンポはかなりよかったのですが、なにせ文庫本3冊のボリュームです。下手をするとかなり圧縮することになるのではないかと危惧していました。一部に原作とは違うラストらしいという話もあり、楽しみなような、怖いような・・・・
結論としては、原作の雰囲気を壊さず上手くまとめたね、というあたりでしょうか。それでいてソフィーが物凄い運転で警察をまくくだりは確か原作にはなかったように思うので、映像としてのハデさを添えるために追加されたものなのでしょう。これはこれで、ソフィーのキャラを固めるエピソードとして生きていて良かったですね。気になるラストの変更点については・・・・柳的には許容範囲内、とだけ書いておきましょう。
何でカンヌであれほどクサされたのかよくわかりませんが、やはりキリスト教圏では扱いが難しい作品になってしまうんでしょうか。公開当時、ムハンマドの風刺漫画事件と同列に扱う議論も聞きましたが・・・・何もそこまでナーバスにならんでも・・・と思ってしまうのは、やっぱり柳がクリスチャンでないからでしょうかね