あの小さな木は
露の成る樹
もう長いこと
葉の一枚とて見たことはないが
どんな樹にも見劣りしない
露の実をつける
そして
朝日に照らされる瞬間まで
時を止めている
十代も前半の走り書きをリライト。通学路の脇にあった、枯れ果てた柿の木だったような記憶が。
あの小さな木は
露の成る樹
もう長いこと
葉の一枚とて見たことはないが
どんな樹にも見劣りしない
露の実をつける
そして
朝日に照らされる瞬間まで
時を止めている
十代も前半の走り書きをリライト。通学路の脇にあった、枯れ果てた柿の木だったような記憶が。