世の中アフターコロナだポストコロナだと言われているようですが、撲滅されたワケでは決してありません。なんせ柳自身が5月に罹患したばかり。
先日、ここのところの猛暑でぐだれていた所為もあり、頭痛に呻吟した挙げ句「スミマセンお休みクダサイ…」と上司に泣きつく羽目になりました。お優しい上司は快諾してくださったのですが、「あ、一応抗原検査 1うけてね。最近発熱しなくて頭痛だけってのもあるらしいから」と爽やかに微笑んでくださいました。
あー、疑われている…。
無理もないのですよ。まだまだ猖獗を極めているという状況ですからね。仕方がない、とっとと家に帰って寝たい処ではありましたが、上司命令とあれば致し方ございません。抗原定性キットを買いに行きつけのドラッグストアに立ち寄りました。
ところが、この間までレジ前に平積みになっていた筈の抗原定性キットがない。
捜し回る余剰体力なんぞありませんから、素直に店員さんにお訊ねしました。
「えーと、コロナの抗原定性キットって…ありませんか?」
「ああ、すみません。うちでは置いてないんですよ。薬剤師が常駐している店舗でないと扱えなくて…」
…目の前真っ暗。
しかし、そんな柳に店員さんはこんな提案をしてくれました。
「よかったら、系列店で置いてあるところを確認しましょう。一寸回り道になりますけど、大丈夫ですか?」
果たせるかな、一自宅方面の系列店に在庫が。今から行くならモノを抑えておいてくれるとのことでした。どのみち帰る方向なのだから、No Problem。
初老の店員さんが、神様に見えました…
ごく普通の対応と言えばそうなのですが、普通のことを、きちんとこなせる大人って素敵だなぁと思った一幕でございました。
一方で、こんな経験も。
末っ子のヘルペスに塗る薬を求めに別のドラッグストアへ行ったとき、棚に目的の薬がなかったので訊いてみると「今、薬剤師がいないから販売できないんですよ!」とエライ剣幕で怒鳴られて吃驚しました。なぜあの場面でキレられたのか非常に謎なのですが、ドラッグストアと薬剤師さんの間には、一般人にはうかがい知れぬ闇が存在しているようです。