酢の話

「口はホシイと言ってるが、腹はイラナイと言っている」
悪阻を脱してこのかた、妊娠中はずっとこんな感じの柳です(<道理で痩せる)。昔は妊娠中といえば「二人分食べなきゃ!」などと勧められたものですが、食糧事情の良い現代は肥り過ぎるほうがオソロシイ訳で、まあ極端な低栄養状態でもないので安穏に構えている昨今です。
 しかし口寂しいということはあるもので、かといってスナック菓子をばりばりというのも不健康だし腹にたまるものは欲しくない。少し前までお茶で紛らわしていましたが、これも飲んだら飲んだで水っ腹になってあまり具合がよろしくないので思案しておりました。そこへ、少しずつ色づき始めたブルーベリーやチャイナチェリー、ラズベリーその他季節の果物が目に入った次第です。
 いつもなら嬉々として酒に漬け込むところですが、妊娠中ゆえ酒はご法度。「飲める頃には生まれてるよ」と旦那は軽く言ってくれますが、最近はこんなものもあるのです。
村上祥子のフルーツサワー・リカー
電子レンジを利用することで、何ヶ月も待たなくてもちょっとした量のフルーツサワーやリカーが作れるという代物。リカーはともかくサワーなら・・・と、冷蔵庫の肥やしになりかかっていた(<をい!)ワインビネガーと庭で繁茂しまくっているミントでミント酢を作ってみました。
 飲む時は小さじ1~2杯をグラスいっぱいの氷と水で割って飲んでいます。同じグラスいっぱいの冷茶を呷るよりも氷の分だけ水っ腹になりにくく、酸味が適度な清涼感をもたらしてくれるので、胸がむかむかする時には重宝な一品。レシピですか?ドンブリ柳はあまり丁寧なことはしませんで、酢:氷砂糖:果実=1:1:1という聞きかじった話をもとに「まあこんなもんだろう」と目分量で作りました。・・・よくぞ口に入れても大丈夫なものができたもんです。
 今度はりんご酢が注文してあるので、りんご酢とブルーベリーあたりで作ってみようと画策しています。さて、どうなることやら。