幸せの温度 Ⅱ

precious day

 コンサートホールはそれほど収容人数が大きいわけではなく、三〇〇席ほどだったであろう。多目的ホールというだけあって座席は可動式1と聞いていたが、言われなければわからない程しっかりしたシートだった。まだ開演には時間があるから、まだそれほど埋まってはいない。
「ね、結局イロウルも来てるの?」
 席に腰を落ち着けてから、思い出したようにレイが問うた。チェックインした後、部屋で上品な淡い藤色のプリーツワンピースに着替えている。明確に服装規定ドレスコードがあるわけではないが、「折角だからオシャレしといで♪」とミスズに言われて新調したのだった。
「うん、いるよ。あ、これも消音ミュートしとかなきゃ」
 タカミがぱっと目には腕時計にしか見えない端末ウエアラブル消音状態ミュートモードにした。こちらはごく普通にオフィスカジュアル。淡いブルーのシャツに無難なグレーのジャケット姿である。ノータイでも構わない筈だが、今日は一応七宝しっぽう2のループタイなどぶら下げている。ただし、裏側にはイロウルのセンサー系デバイスがついていた。
「本来…こういうところに録画録音出来るような機器を持ち込むのはマナー違反だよね?」
 こちらはギンガムチェックのシャツの上からネイビーブルーのジャケットのカヲル。シャツの襟元と釦に差し色があるから敢えてノータイだ。殊更に意地悪く言ってみせると、流石にタカミが少し居心地悪げに眉を顰める。
イロウルこいつが来たいっていうんだから、仕方ないじゃない。記録はさせないよ」
「音楽とか、そういうのに興味持つんだ?」
「正確に言うと、音楽とそれに対する人間の反応に、ってとこだろうね」
「〝反応〟…?」
「イロウルは、『ヒト』という知性体を識りたいんだ。〝生きろ〟という至上命題は、彼の中でまだ生きているよ。だから、生きる、という概念に紐付けされたキーワードにはとことん喰いついてくる。生命とか、魂とか…あと、幸福…かな。快、不快っていうのはAIには理解しにくい…要は数値化しにくい概念だと思うな。でも、幸福っていう概念には不可欠だろう?」
「…そうだね」
「音楽に対する人間の反応っていうのは、彼にとって十分興味の対象になるみたいだよ。イコール、解析に時間を要するってことだけど」
「音楽に触れたときの人間の反応を数値化する?」
「至難の業だと思うね。ま、やりたいっていうなら止めはしないさ。好奇心は生きる為の大切な要素だからね。ま、約束した以上、僕は付き合うさ。データが欲しければ僕から納得がいくまで抜けばいい。
 そこからA.I.が何を導くか…僕としても興味があるね」
 事もなげに笑う。
 ゼーレという〝敵〟を葬り去ったあと、停滞という名の死を嫌ったイロウルが選択したのは、かつて十数年に渡って同調シンクロしていたタカミへの接触だった。

『ただ存在する、ということは、至上命題の遂行と矛盾する。この矛盾を解決させるにはデータが足りない。故に、常に課題タスクを発生させ、その解決にあたることでデータを蓄積する』

 それがイロウルの結論だった。「課題タスクの発生源」という…いかにも有り難くない立場を、カヲルが見る限りタカミは毛筋ほども忌避してはいない。自分自身の情動を解析させるということにさえ、それほどの抵抗感を感じていないようだった。
「イロウルだけじゃない。多分…僕も識りたいんだ。人間って何だろうって。生きるって何だろうって」
 そう言いながら、タカミが瞑目する。だが、ややあって小さく笑い、華と波が絡み合いながら優雅に舞う意匠の緞帳が下がったままのステージを仰いだ。
「まあ、小難しい理屈はさておき…絵でも音でもいいものに触れるってのはココロを調律するには大切なことだってさ。まずは楽しもうよ」
 リエも同じようなことを言っていた。誰の言葉?と聞こうとして、開演ベルの音にカヲルは口を噤む。
 幕が上がった。
 雛壇にずらりと並ぶ楽団員は、アマチュアといえど場慣れしているのか静かな表情を保っている。ユキノはいわば客演ゲストだからまだ舞台にはいなかった。居並ぶヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ…あぁ、そういえば暫くヴァイオリンに触ってないな、と脈絡もなく思った時。

 第二ヴァイオリンの首席奏者の位置に見知った顔を見て、カヲルは思わず声を上げそうになる。

「…やっぱ気合い入ってたわ…」
 ティーカップを傾けながら、リエが嘆息に近い吐息をした。
 ホテル内にあるブッフェスタイルのレストラン。コンサートが終わるとそれなりの時間で、やっぱり何か食べよう、という話になって、皆でここへ流れてきたという次第であった。やはりイベント後の客を意識してか、9時を過ぎではあったがちゃんと開いていたし、席もそこそこ埋まっている。
「アメージング・グレイス3でマジ泣きしてる人いたなー。俺としてはひっさびさにユキノ姉のラルゴ4聴けて鳥肌モンだったけど」
「あーでも私、フィガロ1のほうがテンション上がって好きっ!」
「基本的にあれ、悩みの歌だよね…」
 力説するミスズにユカリが冷静に突っ込むが、全く頓着していない。
 しかし、それよりも。
「…皆、気づかなかったとか言わないよね?」
 注意深く、カヲルが訊いた。レイも訊きたそうだったがあまりにも皆気にしていないので訊いたものかどうか憚ったらしい。
「あ、えーと、サキ?」
 ユカリが木苺のムースをスプーンに載せたまま言った。レイはこくこくと頷く。カヲルが言葉を続けた。
「セカンドヴァイオリンの最前列…あれ、サキだったよね。一度もこっち見なかったけど。…サキって、ヴァイオリン弾いたんだ」
「うん、そだねー♪ 久しぶりだな、あの音も」
 ミスズがいともあっさりと言い放つ。
「何、今日のこと…皆知ってたの?」
「知らない知らない。私たちも幕が上がって初めて知ったんだから」
 ムースを慌てて呑み込み、ユカリが手をぱたぱたと振る。
「サキがねー、行くの行かないのってちゃんとはっきりしないから、あるいはと思ってたんだけど…きっとユキノ姉あたりがオファー受けたときにコンマス1の人を唆したのね。唄ってもいいけど引っ張り込んで欲しいヴァイオリンがいる、とか…」
 そうしてくふふ、と悪戯っぽい笑いをする。マサキの困った顔を想像しているのだろう。
「照れくさいもんだから言わなかったに違いないんだから。弾くの好きだけどあんまり聴かせたがらないんだよね。一緒に弾いたり唄ったりする場合は別だけどさ」
「ユカリちゃんも何か弾くの?」
 興味津々といったふうにレイが身を乗り出すと、ユカリが照れたように手を振る。
「ピアノをちょこっと。でもねー、私手が小さいし、ミサヲ姉とかユキノ姉みたいには無理ね。あ、意外かもしんないけど、タカヒロがチェロで、タケルはコントラバス弾くよ?」
 俄に話を振られたタカヒロが、一瞬オレンジタルトを喉に詰めそうになってレモネードを呷る。
「わぁ無理、もう指動かないって!」
「最初はヴァイオリンやるかって話もあったんだけど、サキがこいつにあんまり小さい楽器持たすと遊ぶからって、最終的にチェロ振ったのよねー。コンバス1は私と同じで物理的に無理だしぃ♪ チェロは基本、ちゃんと座っとかないと弾けないでしょ」
「そういえば昔、ぐるぐる歩きながらヴァイオリン弾いてミサヲ姉に叱り飛ばされてたよな」
「吹き抜けの欄干で一本橋してたのよ。こいつは落ちても怪我しないだろうけど、楽器はそうはいかないもの」
 ナオキとリエの情け容赦ない暴露噺にへこむタカヒロ。
「お前ら…このタイミングでそーやって古傷抉る?」
「いいなぁ…楽しそう」
「ね、レイちゃんは?」
 レイはそのやりとりを少し羨ましそうに見ていたが、ユカリがそう言って不意に覗き込んだものだから、吃驚して手にしたデザートスプーンを取り落としそうになる。
「あ、えーと…ヴィオラ。最初はヴァイオリンやってたんだけど…カヲルと二重奏デュオしたくってヴィオラに変えたの。でも、あんまりちゃんと練習しない内にやめちゃったから…」
「いいじゃない、今度みんなでやろうよ。楽器はひととおりお家に置いてるし!」
 ユカリが決まり!とばかりに手をったとき、その日本人形のようなストレートの黒髪の上にそっと白い手が置かれた。ユキノである。
「盛り上がってるわね。どこにいてもすぐに判るわ。でもねあなたたち、すこしボリューム落としなさい。場所柄に気をつけないと…ね?」
「はーい、ごめんなさい。あ、おかえりとお疲れ様、ユキノ姉」
「はい、ただいま。あー楽しかった」
「サキは?」
 問われて、ユキノが珍しく悪戯っぽい笑いをする。
「『疲れた、もう休むからあいつらにあんまり騒ぐなって言っとけ』って部屋に引っ込んじゃったわ。まー無理ないわね、第二セカンドヴァイオリンのトップが急病で入院しちゃって、楽団のコンマスさんが右往左往してたもんだから…心当たりあるけどどう?って持ちかけたの私だし。二週間前だったわね。まあ、プログラムざっと見て、サキならやってのけるとは思ったけど。
 練習プローベだって入れたの、ゲネプロ含めて結局3回だけだったのに。ふふ、ゲネプロに至っては一寸した観物みものだったわよ。本当は次席の人が上がるはずだったのに、当の次席から頼むからやってくれって急遽主席奏者に押し上げられちゃって」
 ユキノがあまりにも楽しそうだからなんとなくそのまま聞いていたが、カヲルはふと気づいて言った。
第二セカンドヴァイオリンって…派手さはないけどファーストとヴィオラの音の間で上手に立ち回るのが役目だから、初対面のメンバーの中にいきなり入るのって結構難しいよね…?」
「大丈夫よ、サキだし」
「言えてる」
 タカミがこれも楽しそうに和する。同じような調子トーンの会話を以前どこかで聞いた気がして、カヲルはそれ以上追及する気が失せた。
「さてっと!ユキノ姉も戻ってきたことだし、おフロいこ、おフロ!」
「だからミスズちゃんもボリューム落としなさいって…」

 レイをいつものようにユカリ達に掠われてしまい、カヲルは部屋に戻った。タケルとタカヒロは折角だからと展望浴場へ行ったらしいが、タカミが戻ると言うからそれに倣ったのである。
 部屋はいわゆるデラックストリプルだから、ベッド三つにソファとテーブルがあってもまだ余裕があった。
「いや、広くて眺めもいいお風呂も悪かないと思うんだけどね…誰か他に人がいたら、うっかりこれ見られても困るし」
 そう言って胸に手を遣ったから、カヲルは思わず返答に詰まった。タカミの胸…胸骨直上には鳥の髑髏のようにも見える瘢痕…「仮面」と呼び倣わすネフィリムとしての特殊器官がある。わりあい鷹揚に見えて、一応気にしていたのかとかける言葉に苦慮したのだ。だが、続いた言葉に思わず噴いた。
「…やっぱり、そのスジの人と間違われても困るだろう?」
 いや…それはどう見ても刺青には見えないし、見えたとしてもタカミを掴まえて極道だの暴力団関係者だのと思う奴がいたら会ってみたい。
「莫迦言ってないでシャワーお先にどうぞ!」
 一瞬真剣に心配した反動から、なかば蹴飛ばすようにしてタカミをバスルームに追い立てる。その後、バルコニーへ出てみた。芦ノ湖が見えると言っても、月明かりでどれほどの景色が見えるものだろうかと思っていたが…月が明るくて、存外山並みもはっきり見えた。湖面に映った月も美しい。タカヒロ達に付き合ってみてもよかったかもしれない、と思いかけた時…ふと夜風に乗ってくる旋律に気づいた。
 屋外でする音は、風に乗ってかなりの距離でも届くことがある。そうは思ったが、カヲルはその音の出元をたぐってみる気になった。

 ――――――聴き覚えがあったのだ。

 ホテルとその敷地を囲む林は、カラーチップ舗装で整えられた散歩トリムコースもあってよく手入れされている。その上、舗装が明るめのグレーだから月明かりだけで十分歩けた。
 旋律は続いていた。
 やはりヴァイオリンだ。高く低く、速く緩く、かなり自由な弾き方だ。先程の楽団の演奏とはかなり違う。でも…
「…楽しそうだ」
 道は途切れ、舗装された広場になっていた。その真ん中に、テーブルの据えられた四阿あずまやが設けられている。だがそこにはケースだけが置かれていた。
 四阿が落とす影から少し離れた皓々たる月光の中…そのヴァイオリンは奔放な旋律を奏で続けている。
 演奏者は、流石に舞台ステージにいたよりもうすこしラフな服装になっていた。だが、その立ち姿は変わらずピシリとしていて…四阿の足下に真っ直ぐな影を落とす。
 〝Ombra mai fù〟…先程ナオキが絶賛していたアリアの主旋律だ。庭園の美しい木陰を讃える唄。それほど長いものではないが、オクターヴを変えて数パターン。元々相当弾きこんでいるにちがいないが、これは即興だろう。かなりな高音域でもしっかり弾きこなす技術に内心で舌を巻いたが、何よりこの静寂の中で、夜気にしっとりと沁み込んでいくような音に思わず眼を閉じて聴き入っていた。

 これほど愛しくて、優しくて、快いもの。(cara ed amabile, soave più)

 ――――――音楽は魂の会話という。共に奏でるのは勿論、演者と聴衆であってもそこには対話が存在すると。言葉の介在というもどかしさがない分、その一体感はとても快い。

 深閑たる木立へ吸い込まれていく伴奏とてない旋律には、カヲルの他にも確かに聴衆がいた。月明かりに佇む樹木たち。そよとも動かず、捧げられる賛辞を素直にうけとめているかのような。
 ただ、旋律は木立への賛辞にこと寄せてもっと遠くの誰かへも捧げられている気がした。
 訴えるでなく、乞うでなく、ただ穏やかな感謝の念。
 ふと桜の頃に行ったあの別荘の木立を思い出したとき…演奏者が弓を下ろした。一度月を仰いで、ゆっくりと振り返る。

「…なんだ、聴こえちまったのか」
「ごめん、邪魔するつもりはなかったけど」
 中断させてしまったことが残念だったのは本当だ。だが、マサキは気にするふうもない。
「久しぶりだったからなぁ。思うように指が動かなかったもんだから今ひとつ納得いかなくてな。一寸サボるとこんなもんだろう。
 ま、そこは少々トチっても問題ないのがオケの気楽なとこだ。ひとりじゃないってのは、有り難いことさ」
 そうして照れくさげに笑う。…嘘吐き、先刻のコンサートマスターを凌ぐ技術うでじゃないか。そう思ったが、言わない。
「…あなたがヴァイオリンを弾くとは知らなかったよ。教えたのは、高階博士?」
 演奏を聴いていて伝わってきたイメージを思い出して、訊いてみた。するとこの、晦ますことにかけては並ぶ者のない人物が…驚くほど素直に認めた。
「ああ…これ・・も、あのひとの遺品だよ」
 時代はついているが手入れの良いヴァイオリンだ。流麗な輪郭フォルムを描く飴色の表面を月光が滑るのをすこし眼を細めるようにして眺めながら、その口許は微かに綻んでいる。
「習ったのはほんの初歩だな。あとは殆ど独学。だから、相当クセがあるんじゃないかと思うんだが…なに、身内だけで楽しくってる分には何も問題ないさ。
 ヴァイオリンだけじゃない。あの山荘には一寸した室内楽団ができるぐらいの楽器があったぞ。なんでもやってみたいタチのひとだったから…いろいろ集めてたらしいな。
 俺達にもえらく楽しそうに教えてくれた」
 マサキが丁寧に弦をゆるめるのを見て、カヲルは思わず言ってみた。
「やめなくていいのに。聴かせてよ」
「また今度な。…ああ、やっぱり練習不足だよ。二〇〇〇年のコト以来…いつ何が起こるかわからないって緊張感からあまり触ってなかったんだが…やっぱり楽しいな。
 …ってか、お前さんも弾くんだろう。今度は一緒に演ろう。その方が面白そうだ」
 マサキが笑いながらケースの蓋を閉めた。すこし惜しくはあったが、今度・・があるらしいのでそこは押さない。
「二週間前にいきなり話振られたって?」
「ああ、ユキノが余計なこと言うから…
 ただ、くだんのヴァイオリン弾き、救急で入ってきた時にたまたま俺が当直で診たんだよ。下手に状況知ってると知らんふりも出来なくてな。プログラム聞いたらまあ、やったことないのはそれほどなかったし…どうにかなるかな…と。そう思ったのが運の尽きだったか。えらい方向に話が転がって、慌てたなんてもんじゃない」
 そう言って笑うマサキから、いつもの…巧妙に隠蔽された緊張感は全く覗うことができない。「スイッチが切れている」時の緩さとはまた別物の、稚気さえ感じさせる表情は珍しかった。
「ひとりで弾いててもそれなりに面白いんだが、アンサンブルはもっと楽しい。本邸の地下室は防音もしっかりしてるから、気が向いたら弾きに来い。
 …さて、やっぱり聞こえちまうんじゃ、このあたりで切り上げるのが上策か。お前もこんなリゾート地まで来て、嬢ちゃんほったらかしで徘徊してんじゃないぞ」
 えらい言われように、カヲルは思わず眉を顰めた。いや、ほったらかされたのは僕の方なんだけど…。そう言おうとする間に、マサキはケースを手にさっと身を翻して行ってしまった。

 ユカリの言うとおり、一緒に演奏するのは良くてもただ聴かれるというのが苦手らしい。マサキにも『苦手』があるのかと思うと少し可笑しくて、思わず笑った。

  1. 移動観覧席(ロールバックチェアースタンド)…折りたたんで壁面や舞台下に収納することができる観覧席。本格的な劇場仕様からスポーツ観戦まで、用途や規模に応じて最適な観覧環境を創出できる…そうな。近所の某ホールがこの仕様で、初めて見たときには少々吃驚しましたな。昨今は結構メジャーなようです。
  2. 七宝…七宝焼き。銅板や銀板などの金属板の上に、釉薬と呼ばれるガラス質の溶剤を盛り、800~900度の炉で焼いて作る工芸品。小さな炉でもできるので趣味でやってる人も少なくない。作中のループタイはイロウルの眼を仕込むぐらいだから、きっとナオキあたりの作品だろう…。
  3. アメージング・グレイス…Amazing Grace(すばらしき恩寵)、本来は賛美歌。
  4. ラルゴ…タイトル“Ombra mai fù”。ヘンデルのオペラ「クセルクセス」のアリア。柳が昔聴いたのはテノール独唱でしたが調べ直してるうちにソプラノの歌唱もけっこうあったのでユキノ姉にも歌って貰いました。好きです。本当に。