まごうかたなき言い訳 その弐
It’s only love and that is all.
(それはただの愛、そしてそれがすべて)
この掌編は、柳と間借り人が噂の「エヴァの薄い本」22Pネタで不毛な妄想合戦をやらかしていたところへ、ぐうたらママさんから天啓を頂き、成立したものです。
曰く、あの子はやっぱり「シンマリの子」で、「迷子になった」ところを「カヲレイ夫婦に保護」された図!
おぉ、ジャストミート!逆転サヨナラホームラン!ってなもんです。(<意味不明でスミマセン)
ぐうたらママさん流石です。柳にネタを捻らせるとあまりろくな話にならなかったところ(実際、万夏といっしょになってかなりヒドい話を考えていた……(汗) 1 )を、あったかホームドラマに仕立てることができました。(一応、できたつもり……)まさに天啓!本当にありがとうございました。お気に召すものになったことを祈りつつ、この掌編を捧げます。受け取って頂ければ無上の幸い。
シンマリの子のネーミングに最後まで悩みました。親の名前を一部貰う、というのが定番でしょうが、どうにも考えつかない。結局、中の人ネタ 2に逃げてしまいました。ごめんなさい。
一応、「Beautiful World」の続編という形になっています。この世界線のカヲル君は災害で天涯孤独になり、ミサトさん夫婦に養育されていました。前回はシンジ君とレイちゃんにめぐり会うというただそれだけで終わってますが、今回はその後。「エヴァの薄い本」22Pの、あの翳りのない笑顔をなんとかFun Fictionに仕立てたい!という欲望だけで書きました。全く以て、宇部新川駅、伝説のワンカットだけで魂が抜けてしまうかと思うくらいでしたが……あのイラストの破壊力ときたら至近距離で陽電子砲の直撃をくらったような衝撃でございました。ああ、尊い……(改めて感涙)
それともうひとつ。
シンジ君の「カヲル君はお父さんに似てる」発言の所為でカヲル君=外道オヤジのクローン説が巷を跳梁跋扈しております。カヲル君自身が「破」でゲンドウに向けて「初めまして、お父さん?」などと意味深なコトを言ってるというのも論拠になってるようですが……
正しいかどうかはさておき、それだけはイヤだ!
……というのが柳の正直な感想でございます。大体似てない。似ても似つかない。そこ大事。
大体、エヴァ界においてはクローンならそっくりという法則がユイさん→レイちゃんで証明されてるとゆーのにそれはないだろう、と地団駄踏んで反論してみるわけです。じゃあ何だ、件の科白を柳的解釈できちんと言わせてやろう!というのが2番目の企みです。それがラスト。強引なのは百も承知です。ふっふっふ。
結局、子離れのできないダメオヤジというのがこの世界線における外道オヤジの立ち位置となりました。このサイトのコンセプトは「極めて使徒寄り」「誰が何と言おうとカヲレイ、不動のRei-Kaworu-Sweet」「何が何でもリツコさんを幸せにする同盟条項準拠」なので、最終的にナンボ可哀想な目に遭おうが釣りも来ないほどの乱暴狼藉をはたらいた外道オヤジの扱いなんてこんなもんです。今更で恐縮ですが。
実は、外道オヤジに関して「アンタの孫よ、お祖父ちゃん!」ネタ 3 も考慮したのですが、残念なことにこの御仁の場合…真っ赤になってニヤニヤ、モジモジ……という些か気持ち悪いリアクションしか思いつかない。文字通りオハナシにならないので、やめました。これは本当に余談。
さて、レイちゃんとカヲル君、この神々しい 4 カップルですが。
カヲル君は作中にもあるとおり自分が何者であるかに気づいています。そして、今まで何度となく子供達のために全てを投げ出してきて、今生はようやく普通の女の子のレイちゃんをなんとか幸せにしたいと思ってます。「今度こそ、君だけは幸せにしてみせるよ」ってなもんです。シンジ君はもうちゃんと幸せになってるからとりあえず除外と。(<その筋の方々から袋叩きに遭いそうだ……)
さて、お付き合い有り難うございました。
いろいろ宿題も抱えてる身で、「書きたいモノを、書けるだけ」というのが基本スタンスではございますが、やっぱり書くからには喜んで貰えるモノが書きたいと思うのです。
こーんな妄想のカタマリのようなオハナシでも、「苦しゅうない、読んでつかわす」と仰ってくださる方…おられましたら、下の「読んだよ」ボタンをぽちっとやって頂けると幸甚です。更には一言二言で結構ですので感想なぞ頂ければ柳は踊り回ってヨロコビます。
それでは、今後とも千柳亭書房をよろしくお願いいたします。