「あの方はきっと戻ってきます。…ご短気はなりません」
「私もそう信じている。きっと帰ってくる。
だから、できることだけはやっておきたい。願わくば…私が詔書を紙屑にしないよう振る舞えるといいのだけれど」
王太子アリエルはその言葉を成就させる。
陽光消ゆ。アリエルの覚悟を背負い、リオライは宰相と対峙した。
Next「南海の風神」
「篝火は消えない」メインストーリー第3章。
ミティア嬢やリュース、初稿から名前があったにもかかわらずほとんどすっ飛ばしでした。彼らについてもきちんと書きたいと思っていましたが、ようやくカタチにすることが出来そうです。
アリエルがその全てを賭けた停戦の発効。重たいお話にはなりますが、お付き合い下さい。
千柳亭春宵
2020.8.1