風の如くに Ⅱ

憂色

 その館の主は、客人の帰ったあともテラスに面した陽当たりの良い居間の椅子に身を預けたまま、悠然と酒杯を傾けていた。
 夕陽を受けて橙赤色に輝いていた髪は、黄昏の薄闇の中で本来の金褐色を呈していた。やや暗めの色彩でありながら、緩く波打つその髪は光の加減でいたく豪奢な印象を与える。
「…どうなろうと、今更俺の知ったことじゃない…」
 その双眸は水の冷たさと、風の奔放さを内包する若草色。色彩だけを見れば聖太子とおくりなされた前サーレスク大公アリエルと似ていたが、纏う雰囲気は全くの別物だった。
 颯竜公レアン・サーティス。先王カスファーの末弟であるが、シルメナ王室の血を引いていた。
 兄であるカスファーの即位直前に王都を出奔、爾来大陸の各地を転々としていたが、すこし前から王都の森、早逝した母がかつて先々代王から下賜された館に居を占めていた。
 おおやけには行方不明のまま。往時ほど人を置かず、静かな生活を送っていた。気儘に姿を消し、鳥が翼を休めに降りるように帰ってくる。それゆえ、主人の途絶えた館に勝手に住み着いていると解釈されることもあるようだが、本人は全く頓着していなかった。
「あー、サティってばまたお酒呑んでクダ巻いてる!」
「こらマキ、人聞きの悪い。何てこと言うんだ」
 帰宅したマキに開口一番そう叱られ、サーティスは露骨に眉を顰めた。
「さっきまでエルンストが来てたんだ。胃に凭れる話をするから、酒呑ませて追っ払っただけだ」
「ふーん。まあ、そういうことにしといてあげる」
「…マキ、お前な」
「エミーちゃん、可愛いよ?私の顔見てね、にこーって笑うの」
「またヴォリスの別邸へ行ってたのか…」
「だって、約束だもん。心配しなくたってサティのことは言ってないから。
 でもまあ、こないだは危なかったなぁ。エミーちゃんと遊んでたら、急に宰相閣下のお成り!ってんで、慌てて窓から緊急脱出して来ちゃった。やー、吃驚したのなんの」
 そう言ってころころと笑う。艶の良い黒髪と、常に好奇心にきらめく緑瞳、そして燕のように軽捷な身のこなしの少女は、マキ、と呼ばれている。
 サーティスはこの少女について、旧友からの預かりものとエルンストには説明していた。それは一面の真実ではあったが、マキ本人はサーティスの弟子を、そして「医者のくせに不摂生・不養生」な師の世話係を以て任じていた。
 マキは前年、ミティア=ヴォリスが誘拐されかけた一件からその信を得、ミティアの話し相手・兼・猶子エミーリヤの遊び相手として頻々とヴォリス別邸に出入りするようになっている。
「俺はヴォリスの係累なんぞとよしみを通じたくはないんだがな」
 露骨に苦々しげなのだが、サーティスは結局明確な禁止を言い渡すことはしない。それをよいことに…と言うより、言われたら言われたで真っ向からサーティスを論破に掛かるであろうマキにそれ以上何も言わず…ただ嘆息を零す。
「判ってるってば。ゼレノヴァ夫人さんにはこの館のことだって伏せてあるし。セレス姐さんが連絡役してくれてるから、ばれやしないって」
「ばれるとかばれないじゃなくてな…もういい、この話はやめだ」
 酒瓶に封をして、水差しから些かぬるくなった水を杯に注ぐ。
 サーティスの憂鬱の種子たねは、今日のエルンストの来訪と…その話の中身にあった。
 午後の穏やかな日差しが届くテラスに面した居間。いつもなら気の置けない友人同士のざっくばらんな酒宴となるところだった。しかし今日ばかりは、ひりつくような空気が漂うことになったのである。
『…お前がそういうことに口を出すとはな』
 知らず、グラスを置く音が僅かに高くなった。
『一体誰に吹き込まれた。誰に向かって、何を言ってるのか、お前本当に理解ってるのか』
 サーティスが語気を強めると、珍しいことに…いつもは至って鷹揚な友人が言葉を詰まらせてふいと視線を逸らせた。
『吹き込まれたって…訳じゃないが』
『ふん、お前は現宰相贔屓だからな。気の毒で見てられないってか?…そういう意味じゃ確かにお前さんらしいといえばそうか…』
 自身の言葉に棘があると判っていて、サーティスは言い放った。
『去年のことでもこっちは結構迷惑してる。…俺の立場をわかってるというなら、これ以上巻きこまんでくれ』
 今日の処はそれで帰らせた。だが、エルンストが諦めたようには見えなかった。
 夏頃から、どうやらそれらしいことを時折口にすることがあった。だがまさか、ここまで真剣とは。既にして、あのエルンストにそこまで思い詰めさせるほどの状況か。
 あるいはまた、未来をてしまったのか。
「サティ?…眉間に、縦皺寄ってる」
 気が付くと、マキがすぐ側に立ってサーティスのを覗き込んでいた。その緑瞳を憂色に曇らせている。
 サーティスはふっと表情を和らげ、切り揃えられた艶やかな黒髪に手を伸ばす。
「…ああ、済まんな。一寸、考え事をしていた…」

***

 リオライが宰相に就任したばかりの頃は、エルンストが衛兵隊第三隊隊長として伺候すると五回に一回は立ち会いを所望していたが…最近はその回数がめっきり減った。王城の廷臣達に言わせれば、はねかえり孺子こぞうがようやく落ち着いてきた、ということになるらしいが…これを果たして落ち着いたというのか?
 エルンストは、王城でリオライと顔を合わせる度に不安と焦慮を覚える。さながら、豪奢な檻に囚われた獅子が、水にも食物にも手を付けないままゆるゆると憔悴していくのを見るようで…やりきれない。
 講和成立と、ツァーリの立て直し。ひたすらそのためにリオライは宰相位の継承を受諾した。一年を経た今、それについては概ね一段落している。後は、一日も早く若い国王を輔弼できる体制を整えたいところであったろう。
 自身が宰相位に留まり続けるという選択肢を、リオライは極力削りたがっていた。先年のミティア入内に関わる一件でも判るとおり、国王たるリュースが臣下である宰相リオライに対して甚だ遠慮している状況は、国内外に決して芳しいものではない。それに、リオライ自身は元来、ツァーリ宰相であるよりノーアに在って「雪女神シアルナの守護獣」たることを望んでいた。
 だが、妥当な人材がいない。周辺四国がツァーリの支配を脱してしまった今、その情勢に応じた舵取りが必要なのだが…ヴォリスの係累を含め旧体制の感覚が抜けきらない者ばかりで、後事を託せそうな者はいなかったのだ。挙げ句は、隠居の身である前宰相を毒殺したという噂に心底辟易させられている。憔悴するのも無理はなかった。
 見かねたエルンストは、数ヶ月前から少しずつある人物の説得にかかっていた。だが…今のところ、あまり反応はよくない。
 しかしその日、執務室にいたリオライの表情は久し振りに明るかった。以前のように、発条ばねがはぜるような勢いで立ち上がったりはしなかったが、静かに笑って傍らの剣を取る。
「…少し身体を動かしたい。付き合え、エルンスト」
 折しも文官達は出払っていたから、リオライは誰に断るでもなく中庭にエルンストを引っ張り出した。
「おいおい、一応誰かに言い置いて…」
「心配するな、エルンストが来ていて執務室がカラだったら、中庭ここぐらいしかない。アレクセイ辺りが気付くさ。何、すぐ戻る」
 相変わらずというか、宰相という顕職にありながらリオライは自身の所在をはっきりさせておかねばならないという意識が薄い。自分の身は自分で守れるという自負がそうさせるのだろうが、付き従う者達にとってはさぞかし胃の痛いことだろう。
「仕方ないな」
 なるべく執務を滞らせず、効率よく息抜きをしてやろうという意図もあるから叱言こごとも言いにくい。エルンストは側仕えの役人の姿を捜すことを諦めて外套ケープの留め金を外した。剣帯と一緒に外套を喬木の根元へ放り出し、革帯かわおびの背側へ横様よこざまに着けていた小刀ナイフに手を掛ける。
「今日はこれで相手をしよう」
 長剣と小刀では間合いが違うが、それでも敢えてエルンストは小刀を択んだ。リオライは一瞬意外そうな表情をしたが、笑って剣の鞘を払った。
「面白い。…そう来なくては」
 リオライが構える。
 仕掛けたのはエルンスト。リオライよりも上背のある長躯がすっと沈み、半瞬で間合いは詰んだ。繰り出される小刀を、咄嗟に逆手に持ち替えることで防いだリオライは後方へ跳ぶ。…跳んだつもりが寸前で臑を痛打され、均衡バランスを崩して着地姿勢が乱れた。蹴りを避け損ねたのだ。
 小刀の初撃はフェイク
 転倒を回転力に換えることで間合いと姿勢を回復し、リオライが一撃を放つ。切っ先がエルンストの前髪を薙いだが浅かった。逆に振り抜いた右腕を抑えられ、投げに持ち込まれそうになる。それを身体全体を撓らせることで阻み、身体を反転させてエルンストの脇腹に左肘を叩き込んだ。
「…悪くない」
 エルンストが笑う。手応えは硬かった。寸前で小刀の刀身が直撃を防いでいたのだ。
「ガタイいいのにどれだけ柔らかいんだ…ったく!」
 リオライが左袖を振る。袖の中からリオライの手の中へスティレット1が滑り出た。右手から長剣を離すことでエルンストの手を振り払い、間髪入れずに突き出された小刀を左手のスティレットで逸らせて拳打を放つ。…躱された。
 リオライの右手から離れた長剣が敷石にぶつかって音高く跳ねる。
 お互い、拳打と蹴撃、そして小刀とスティレットで組み合うこと数合。最終的には均衡を崩して膝をついたリオライの首筋をエルンストの小刀が捉えて動きが止まった。
「…昔は袖にこんなものスティレット仕込んじゃいなかったと思うが」
 落ちたスティレットの刀身を片脚で抑えたまま、エルンストが言った。リオライが大きく息を吐く。
「降参。…もう少し踏ん張れると思ったんだが」
 エルンストがリオライの首筋から小刀を離すと、リオライは冬枯れの芝に腰を下ろしてそうぼやいた。
「いかんなぁ、息が上がるのが早すぎる。鍛錬不足だ。速度についていけてない」
「無茶言うな、俺は本来、格闘こっちが本領なんだ。そうそうついてこられてたまるか。…まあ、相応の用心はしているようで安心した」
 敷石の上に転がったままのスティレットを拾ってリオライに返しながら、エルンストが苦笑する。
 実際、真っ正面から長剣を正眼に構えていざ勝負、というのはエルンスト本来の闘い方ではない。いつもの立ち会いに長剣を使うのはリオライに合わせているだけだ。
「…やっぱり、狙われてるか。俺は」
 天を仰いで、リオライが言った。その声音には、嘆息が混じっている。
「まだ確証がないが、そう考えておくべきだ」
 エルンストが敢えて小刀で相手をしたのは、リオライにその・・認識があるかどうかを見るためだった。最初は変わった趣向程度にしか捉えていなかっただろうが、途中でその意図に気づいたらしい。しかし、袖口にスティレットを仕込んでいたあたり、日頃から配慮はしているのだろう。
 ある日突然、正面でなく物陰から、長剣でなく暗器2で狙われる可能性に。
「…わかった」
 長剣を拾い上げて鞘に戻す。だが、ふと少し悪戯っぽい表情になって、リオライは言った。
「そういえば昨日、エミーリヤに会ってきたぞ」
 エミーリヤをミティアの猶子とすべく手続きしたのはリオライである。当然、その出自・・も知った上でのことだ。はっきりとは言わないが、リオライはその事実をエルンストよりも先に知っていた筈。
 赤児の実父エルンスト狼狽たじろぐ。
「可愛いものだな。誰に似たのかえらく愛想がいい。…ミティアもすっかり顔色がよくなったようで、安心した。あの子エミーリヤのおかげだ」
「…それは、よかった」
 反応を選び損ねたエルンストは、あまり締まらない返事をしてしまう。
「ミティアの手当てをしてくれたという御仁も、まだ時々娘御を遣わしてくれているようだな。おそろしく軽捷な娘御で、ミティアを助けてもらった礼もまだ言っていないから一度会いたいんだが…なかなかに巧く逃げられてしまう」
 〝娘御〟の正体を知っているエルンストとしてはこれも返答に窮するところだったが、リオライは全く頓着していない。
「昨日なぞ…丁度彼女が来ているときに俺も別邸へ着いたんだが…俺が着いた途端に窓から辞去してしまったそうだ。窓からだぞ。せめて後姿なりとも、と思ったが、ミティアにこっぴどく叱られた」
「…あの・・ミティア嬢に?」
 流石にエルンストも驚いた。
「吃驚するだろう?『先方が姿を見せたくないというのに、敢えてそれを見ようとするのは失礼です』、と言ってな。全くその通り。いや、俺としたことが仮にも娘御に対して軽率だった」
 リオライは、そう言いながらすこぶるつきに嬉しげだった。
「ミティアがあれほどにはっきりと物を言うようになるとは思わなかった。昔に比べると別人のようだ。…つよくなった。護るべき者の存在は、あれほど人を勁くするものなんだな」
 エミーリヤが生まれた後、エルンストは一度リュジノヴォの離宮へ行っている。その際、ミティアにも面会した。
 それより前は彼女が心身共に弱り果てていた時期で、扉越しにひどくか細い…消え入りそうな声で応じられただけだったから、確かなその変化にエルンストも驚いた。
『力なき身で不遜なことではありますが…私は、あの方・・・が遺されたものを護りたいのです。
 ただ、私に出来ることは限られている…だから、エルンスト隊長、これからも兄様に力添えをお願いします』
 たった数度逢っただけ。その後は手紙のやりとりしか出来なかった相手に、心が壊れるほどの想いを抱き続けること自体、正直言ってエルンストの理解を超えていた。だが、その想いの強さはただ喪ったものを歎くだけの少女を、『王妃』に生まれ変わらせつつある。…それだけは確信できた。
『今のところ、わたしにできるのはこの子を大切にお育てするくらいでしょうけど。いいえ、この子が私に与えてくれるものを思えば、申し訳ないくらい』
 そう言って、微笑みながらエミーリヤの顔に頬を寄せるミティアは…顔立ちとしてはそれほど水際立った美女というわけではない。加えて今は嬰児に触れるためか最低限の化粧しかしていなかったが、いっそ神々しいほどの美しさに輝いていた。
 ある意味、呑まれたといっていいだろう。エルンストは思わず声もなくただ最上礼を執っていた。厳密に言えば、今から入内するミティアに対して執るには不適当な礼だったが、先代どころか今上にさえ、ここまで真面目に礼を執ったことはないのではないかという程に鄭重なエルンストの様子が可笑しかったものか、側に控えるセレスが抑えた笑みを唇の端に浮かべていた。
 …ただ、あれは同じもの・・をみた衝撃の記憶がそうさせるのだと、エルンストは直感した。
「…ミティア嬢が護ろうとしているのは、この国だ」
 エルンストの言葉に、リオライはそれまでの笑いを引っ込め、つやの良い黒髪を掻き回した。
「そうだな。…だからこそ、俺が泣き言を言っている場合じゃないんだ…」
 エルンストとしてはいつお前が泣き言なんか言ったんだ、と突っ込んでやりたいところだったが、物音を聞きつけたか、アレクセイが中庭に出てきたので余計なことを言うのはやめた。
「お前がツァーリのために全力を尽くしているのは皆が知っている。…だから、くだらん戯言に思い煩うな」
「ありがとう、エルンスト」
 リオライは軽く反動をつけて立ち上がり、小走りでこちらへ来るアレクセイに軽く手を振った。
「…それで、いいのか。セレスのことは。このままで?」
 あまりにも何気なく言われ、エルンストは瞬間、息を停める。だが、ゆっくりとその呼吸を逃がして、呟くように言った。
「『何も約束できない』…セレスには最初っから、そう言われてるんだよ」
 リオライが驚いたようにエルンストを見た。確かに、リオライには理解の域を超えるだろう。だから、エルンストは苦笑で返すしかなかった。
「そういう在り方なんだよ、俺達はな。…俺は、それでもいいって言ったんだ」

***

「…何やってるんです! 気分転換の運動ならもう少し穏やかにやってください。怪我でもしたらどうするんですか、二人とも!」
「分かったわかった、自重するよ。じゃあ隊長、手間を取らせたな。また何か判れば教えてくれ」
 アレクセイの叱言を受け流し、リオライは脱いだ上着サーコートを肩にかけて歩き出した。
「了解した。…ああ、書記官長。閣下の服に泥がついたのは俺の所為だ。あまり叱らないでやってくれ」
 そう言いながらエルンストが自分の剣帯と外套ケープを拾う。その時初めて、アレクセイは今日の仕合がいつもと趣を異にしていたことに気づいた。エルンストは剣帯ごと剣を置いていたのだ。
「はいはい、今更ですよ。無茶しないでくださいね」
 アレクセイはエルンストを見送ってから、執務室へ向かうリオライに続いた。
「元気が出たのはいいことですし、対暗殺テロ防御に関して指南してくれる専門家・・・がいるのは大変有難いですが…下手に自信つけて、自ら暗殺者を捕らえる、とか、成敗する、とかいうのはなしにしてくださいね。エルンスト隊長だって、そんなことのために相手してくれたわけじゃないでしょう?」
「判ってる。戦場で真っ正面から斬り合うのとは訳が違う。油断するな、ってことだろう?」
「ご明察恐れ入ります。…お願いしますよ。私だって、生涯にそう何度も主人に先立たれるなんて御免です」
 軽薄を装って、しかしその言葉の重みにリオライも気付いていた。アレクセイは早逝したリオライの兄・ライエン=ヴォリスに仕えていたという。直接の主君ではないにしろ、サーレスク大公アリエルの自害直後の場面に直面したことも無関係ではあるまい。
「莫迦言え、俺だってこんな息苦しいところで生涯を終えるなんて真っ平御免だ」
「…やはり、ノーアに戻られる?」
「逃げはせん。やるべき事をやり終えて、その後を引き継いでくれる誰かが見つかってからのことだ」
 そこまで言って、足を停めてにやりと笑う。
「そうだな、どうしても見つからなければ、お前を人身御供みがわりにするからそう思え」
「…またそれを言う…」
 アレクセイが眉間に縦皺を寄せて大仰に頭を抱える。
「そうですねえ…もしあの方がご存命で、まだこの国を見限っていなければ…あるいは…」
 低すぎる呟きは、小さく笑声を立てて歩き出した主人の耳にまでは届かなかった

  1. スティレット…短剣の一種、刺突が主な役割で刃はついていない。短剣としては大きい方で30㎝前後のものが多いとか。この場合リオライは袖に仕込むために前腕の長さに調整してた…筈。
  2. 暗器…身体に隠し持つ事が出来る小さな武器の総称。