典薬寮頭補佐・ソランジュには、通常の業務の他に上司から命ぜられた任務があった。マルフ派兵直前に倒れてから、衰弱の一途を辿る審神官アンリーの治療である。
エルセーニュ残留を余儀無くされてから後、以前からの発熱に加えて度々意識を失うようになったのだ。
シェノレス完結編である「残照の日々」を、最後までアンリーに寄り添った典薬寮神官ソランジュと、距離を置きつつ見守った…ルイの姉であり典薬寮頭クロエの視点から書いたお話。
書き始めた時は、至極真剣に純愛を書こうと思ってた筈なんですが…。
できあがりがどうなったかは…読者様に委ねます。
できあがりがどうなったかは…読者様に委ねます。
海風の頌歌 Ⅰ
典薬寮頭補佐・ソランジュには、通常の業務の他に上司から命ぜられた任務があった。海風の頌歌 第1話
2023.07.302024.04.20
海風の頌歌 Ⅱ
神童と言われ、かつては大神官の後嗣と目されたアンリー。 弟ルイの幼馴染みでもあったから、クロエは彼を幼少の頃から識っていた。海風の頌歌 第2話
2023.07.302024.05.21
海風の頌歌 Ⅲ
『…愛して…いるのか。審神官を』 敬愛する寮頭の問いに、ソランジュは最初呼吸を停めるほどに驚き、そして今も戸惑い続けている――――。
2023.07.302024.05.21
海風の頌歌 Ⅳ
「…申し訳ありません。私などに関わったばかりに、大変な目にあわせてしまいました」 細い径を先に降りながら、ぽつりとアンリーが言った。海風の頌歌 第4話
2023.08.012024.10.28
海風の頌歌 Ⅴ
程なく、停戦調印のため国王レオンがエルセーニュを離れた。海風の頌歌 第5話
2023.08.022024.05.21
海風の頌歌 Ⅵ
「……嵐になるな。船団が戻るには、もう数日かかるだろう」 ソランジュは、暮色を深める曇天を仰いだアンリーの低い呟きを耳にして…薬湯の椀を下げる手を止めた。海風の頌歌 第6話
2023.08.022024.05.21
海風の頌歌 Ⅶ
その日の波は穏やかで、その季節としては暖かな陽光が水面に降り注いでいた。海風の頌歌 第7話
2023.08.052024.05.21
海風の頌歌 Ⅷ
クロエが書庫の前まで来たとき、そこはいつもと同じ薄闇と静寂を湛えていた。海風の頌歌 最終話
2023.08.062024.05.21
絶唱のあとに
海風の頌歌 あとがき
2023.08.062024.04.21
